●こんなお話
エルサレムのボンボンの主人公が義兄弟に裏切られて奴隷生活から成り上がっていく話。
●感想
4時間の大作名作のリメイクということで、わかりやすさ重視派手さ重視になっていて、そのわりきりがそれはそれでよかったと思います。主人公が奴隷生活で参戦する海戦とかクライマックスの戦車レースなんかも現代的な派手派手さでかっこよかったです。
ただやっぱりお話の方はかなり薄味になってしまって、主人公たちがどうなろうが素通りしてしまいました。
肝心の主人公と義兄弟が仲良く信頼し合っていたのが憎しみ合う関係になってしまったのかとかよくわからないまま裏切ったりしてるので、正直どうでもよくなっていきました。裕福な家の出だった主人公が奴隷生活になりますが、あっという間にテロップで○○年後と出て船で頑張って生活していて、そこに至るまでになにがあったのか知りたかったです。そのためいくら画面で派手なことが起ころうとも、主人公が戦車レースのためにモーガン・フリーマンのもとで訓練しようとも盛り上がることがないのが残念でした。ただただ目の前で起こるCGチームのスタッフさんたちが作った映像を楽しむだけになってしまいました。
キリストの登場も主人公との流れとは別の流れで唐突に挿入されるので、戦車レースが終わってからの15分とか退屈でした。しかも殺し合いをしていた皆さんが結局、愛の力で元通りというのも甘すぎる結末だと思いました。
☆☆☆
鑑賞日: 2017/03/05 Blu-ray
リンク
監督 | ティムール・ベクマンベトフ |
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原案 | ルー・ウォーレス |
出演 | ジャック・ヒューストン |
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トビー・ケベル | |
モーガン・フリーマン | |
ロドリゴ・サントロ |
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