●こんなお話
家から出られない大学講師が宣教師とか娘さんとか介護士とかと会話する日々の話。
●感想
カメラを切ってオンライン授業をしている主人公から始まって、主人公は部屋から動くのも一苦労の肥満体。咳き込んで息ができずに死にそうになる主人公のところに呼び鈴が鳴って入ってきた青年に本を読んで欲しいと頼んで読ませる。死ぬ間際に聞きたかったからという理由で読ませた。青年は新興宗教の勧誘に来たらしい。
看護師がやってきて身のお世話をする。過食でまもなく死にそうだということがわかる。看護師は何度もやってくる宗教の青年に対して毒づいて新興宗教に対して憎んでいて自分の父親も同じ宗教を信仰していて家族が酷い目に遭ったということが語られる。青年も宗教の金を盗んだということが語られる。
主人公には娘がいて恋人と逃げたので関係が悪化している。娘が訪ねてきて学校の成績のためにエッセイについて書いて欲しいとか、いろんな写真を撮ってSNSで悪口を書いているとかがわかる。別れた妻が訪れて自分のお金は娘にあげてほしいとか。
娘のために書いたエッセイは授業のためではなく娘のために書いたものだということでそれを死に間際に読んでもらって思い出の海岸を思い出して終わり。
舞台劇のように部屋での会話劇を120分飽きずに見られました。やはりお芝居の力でぐいぐい引っ張っていく力がある作品だと思いました。
☆☆☆
鑑賞日:2024/03/14 WOWOW
リンク
監督 | ダーレン・アロノフスキー |
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脚本 | サミュエル・D・ハンター |
原案 | サミュエル・D・ハンター |
出演 | ブレンダン・フレイザー |
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セイディー・シンク | |
ホン・チャウ | |
タイ・シンプキンス | |
サマンサ・モートン |