映画【ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE】感想(ネタバレ):AIと鍵の謎に迫る!迫力満点のスパイアクション

MISSION: IMPOSSIBLE - DEAD RECKONING - PART ONE
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●こんなお話

 2つの鍵を手に入れようとするIMFとか悪者とかの奪い合いの話。

●感想

 ベーリング海で、ロシアの潜水艦がAIによる推測航行機能を搭載していて、世界中の各国基地にあえて突入し潜入するが、まったく気づかれない。起動には2つの鍵が必要らしい。そんな中、他国の潜水艦から攻撃を受けて応戦するが、直前で攻撃してきた潜水艦が突然消え、乗組員たちは「ゴーストと戦っていたのか」と戸惑う。しかし、発射した魚雷が自分たちに向かってきて沈没してしまう。

 主人公はいつも通りカセットテープでミッションを受け取る。仲間を救出し、彼女が持っている鍵を手に入れるのが任務。鍵は2つあり、もう片方と組み合わせて使えるらしい。彼女は賞金首となり、賞金稼ぎから狙われている。砂漠で彼女を救出し、死んだことにして逃がす。

 仲間たちと共にもう1本の鍵を持つ人物に鍵を売って、その鍵の正体を追うことになる。だが、直前で泥棒に鍵を盗まれてしまう。さらに空港に核爆弾が仕掛けられており、仲間がなぞなぞを解いて爆弾を解除する。

 主人公は泥棒から鍵を奪い返して彼女に元に戻すよう依頼するが、政府機関の追手に取り込まれたり、過去に因縁のある人物と遭遇して混乱したりする。その間にも泥棒に再度鍵を盗まれる。

 ローマに向かい泥棒と接触するが、政府機関に追い詰められ、殺し屋にも追われる。手錠で繋がれたままのカーチェイスも繰り広げられる。

 泥棒が鍵を盗むよう依頼した諜報員と接触し、そこに空港で見かけた因縁の相手も現れる。鍵の奪い合いが起こり、AIが主人公たちのコミュニケーションを混乱させて、仲間の一人が殺される。

 オリエント急行で鍵の取引が行われるので、泥棒が仲間に加わり変装して乗り込む。主人公はパラシュートで列車に潜入を試みる。

 変装した泥棒が買い手に接触したが、その相手はアメリカ政府だった。鍵を渡して報酬を受け取ろうとするが断り、立ち去る。泥棒が追手に追い詰められたところを主人公がダイブして救出。AIの手先が現れ、暴走特急にしてしまうため、主人公は敵役と列車の上で激しい殴り合いを繰り広げる。政府機関が乱入し揉めている間に敵役はトラックに飛び乗って逃げる。

 暴走する列車を止めようと奮闘。橋が爆破されて列車が落ちそうになるが、先頭車両を切り離し、一両ずつ落下していく中で逃げ延びる。殺し屋に助けられ、彼女の最後の言葉からロシアの潜水艦の存在が判明しておしまい。

 このシリーズ特有の行き当たりばったり感満載のストーリー展開で、複雑に絡み合う人間関係に置いてけぼりを食らう内容でした。アクションシーンも似た展開が続き、盛り上がることなく眠気を誘う3時間近い上映時間は長く感じてしまいました。

 鍵が何に使われるかわからないという謎を追う動機がありますが、冒頭で説明されているため、次作で違う目的が明らかになるのかもしれないです。ただ観客はすでに知っているので、主人公たちの謎解きの行動に感情移入しにくかったです。

 会話シーンは鍵の奪い合いの話が続き退屈だったり、主人公がIMF入りのきっかけとなった復讐相手が魅力に欠ける普通のおじさんだったり、殺し屋がいつ味方になったのか不明瞭だったりと、このシリーズは4作目あたりまでがちょうどいいと感じだと個人的に考えてしまう1作でした。

☆☆☆

鑑賞日:2023/07/30 イオンシネマ座間 2025/04/20 NETFLIX

監督クリストファー・マッカリー 
脚本クリストファー・マッカリー 
原作テレビドラマ創造ブルース・ゲラー 
出演トム・クルーズ 
サイモン・ペッグ 
レベッカ・ファーガソン 
ヴィング・レイムス 
ヴァネッサ・カービー 
ヘンリー・ツェーニー 
ヘイリー・アトウェル 
ポム・クレメンティエフ 
イーサイ・モラレス 
シェー・ウィガム 
フレデリック・シュミット 
グレッグ・ターザン・デイヴィス 
ケイリー・エルウィズ 
ロブ・ディレイニー 
チャールズ・パーネル 
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