映画【バッドガイズ】感想(ネタバレ):動物と人間が共存する世界で繰り広げられる、心を動かす犯罪アクションエンタメ!

The Bad Guys (2022)
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●こんなお話

 強盗団が捕まったけどグッドガイズになれる改心のチャンスを与えられるけども陰謀に巻き込まれる話。

●感想

 物語は、主人公たちがダイナーで会話する日常的なシーンから始まる。そのまま流れるように銀行強盗へ。彼らは一般人から恐れられている存在で、今回も何事もなく成功を収める。

 一方で、テレビでは新たに就任したばかりの知事が主人公たちの強盗団をバカにしながら、お宝を披露するパーティーの開催を発表。その情報を手に入れた主人公が、「それなら俺たちで盗んでやろう」と仲間とともに計画を立てて行動に移す。

 しかし、計画は思わぬ形で失敗に終わり、主人公たちは捕まり、刑務所行きが決まる。だがその直前、街の名士に目をかけられ、「改心するならチャンスをやる」と救いの手を差し伸べられる。環境保護や動物保護といった理念を学びながら猫を救出し、その様子がSNSで拡散され、世間から「更生したグッドガイズ」として受け入れられていく。

 親友は主人公の変化を疑い、本当に改心したのか問いただすが、主人公は「俺たちはやっぱり宝を盗る」と打ち明ける。そんな中、宝である隕石が消え、「やっぱりあいつらが盗った」と疑いの目が向けられる。

 だが、実はその隕石を狙っていたのは、主人公たちを救ったあの名士だったという事実が明らかに。さらには、伝説の泥棒が現れて主人公たちを助ける展開に。しかもその正体は、あの知事だったという二重のどんでん返し。

 名士は隕石のパワーを利用して大量のモルモットを操り、慈善事業の資金を積んだトラックを襲撃。主人公たちはこれを止めるため立ち上がり、ヘリとのチェイスの末、無事に資金を取り戻す。最終的に、主人公たちは自ら警察に出頭して刑務所へ行くことを選び、物語はおしまい。

 動物と人間が混在する世界観には最初こそ戸惑いがあったものの、見ていくうちに自然と馴染んでいき、見た目による偏見や先入観をテーマにした物語として受け入れられました。ストーリーは常にテンポ良く展開し、笑いあり、アクションあり、感動ありの100分間はエンタメ作品として非常に満足度が高い1作でした。

☆☆☆☆

鑑賞日:2023/07/26 Amazonプライム・ビデオ

監督ピエール・ペリフェル 
脚本イータン・コーエン 
原作アーロン・ブラビー 
出演(声)サム・ロックウェル 
マーク・マロン 
アンソニー・ラモス 
クレイグ・ロビンソン 
オークワフィナ 
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