ドラマ【オビ＝ワン・ケノービ】感想(ネタバレ)

●こんなお話

　アナキンを見守っていたオビ＝ワンがさらわれたレイアを救おうと頑張る話。

●感想

　日雇い労働みたいなことをしながら時々双眼鏡でアナキンの様子を眺めている主人公のオビ＝ワン。オルデランでお姫様として育てられているレイア姫もいておてんば娘っぷりを発揮している。レイア姫が何者かにさらわれてしまってレイア姫の育ての親が主人公に連絡して助けを求める。当然、1回は断るけど考え直してレスキューしに行くところが発端となります。

　そこからジェダイ狩りをしているサードシスターという人がいてオビ＝ワンに対して執着していて、内輪もめもしていたり。お姫様救出のくだりがあって、敵地潜入からの脱出やらサードシスターの本当の目的が判明したり、さらにダース・ベイダーが現れてオビ＝ワンを追い詰めたり。

　1話1話にアクションが適度に挟まれてテンポがよくて退屈せずに全8話見ることができました。スターウォーズ世界の衣装やデザインも見ていて面白く、更にスター・ウォーズのメインの登場人物であるオビ＝ワンとダース・ベイダーが出てくる楽しさもあってよかったです。

　ただテンポのよさ重視なのか展開が早すぎて、登場人物の気持ちの変化や単純に場所移動でどうしてそうなったのだろう?　というところがあって乗り切れないところもありました。

　オビ＝ワンがダース・ベイダーにやられて火傷で重傷を負ったと思ったら次の話の頭で治療を受けて何事もなく復活とか帝国軍に潜入している味方が出てきたと思ったら感動的に討死していくというのとかもあまり感情が動かされることがなかったです。そしてアナキンにリベンジしたいサードシスターが返り討ちに遭ったと思ったら次の話で普通に惑星を移動しているのとかどういうことなのだろう?　そして腹部を貫かれたのに復活しているのはどういうことなのだろう?　とかいろいろ考えてしまう表現がありました。

　とはいえ、オビ＝ワンとダース・ベイダーがライトセーバーで戦うというだけで無条件で盛り上がるシリーズでした。

☆☆☆

鑑賞日:2022/08/14　Disney+