映画【君のためのタイムリープ】感想(ネタバレ)

Take Me To the Moon
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●こんなお話

 自殺した友達がいて、気づいたら高校時代に戻ってきっかけとなったオーディションを阻止するために頑張る話。

●感想

 東京の電車に乗って営業だかで事務所を訪れて、知り合いを訪ねる。するとその人は屋上でゴミ掃除している。小室哲哉プロデュースで日本で歌手デビューしているはずが、夜の街を歩いているとメイドカフェでバイトもしている。歌手デビューして売れる夢を持って日本に来たけど、上手くいっていない様子。

 すると彼女は自殺してしまって、学生時代の仲間たちと集まって主人公はあの時ああすればよかったこうすればよかったと後悔している。すると道端で花を売っていた老女から花を買ったきっかけで97年に意識だけ戻って高校生活になっている。

 ここから何とか日本のオーディションを明日受ける前日で何とかそれを阻止しようとする。その間にバンド仲間たちとゲーセンで他のグループと喧嘩したりバカ騒ぎをして楽しむ。仲間の1人に「自分は未来人だ」と話して協力を得たり、夜の学校でバンド練習をして教官の注意を流して練習を続けたり。

 オーディションが延期になったことや学校にオーディションがバレたと親に嘘の電話をしたりオーディション会場までの自転車をパンクさせる実力行使したり、オーディションで使うテープを壊したりと様々な妨害をしていきます。オーディションに遅刻して受けられないとなるけど、「5分だけ」ということで受けるけど上手くいかずに落ち込むヒロイン。

 そして主人公の様子が変だとみんなに言われて妨害をしていたのは主人公だとヒロインにバレる。関係がぎくしゃくして、最後に有名な歌手のライブに行って自分が未来人だと真相を話す。そして交通事故に遭って意識を取り戻したら現代に戻っていて、ヒロインがどうなったのかと思っていたら高校時代の集合写真に自分がいなくなっている。ヒロインの録音テープから日本の事務所から別の形で声がかかって日本に行くこと。主人公は交通事故で記憶をなくしてしまったことなどが語られて、そして街の街頭モニターを見上げるとヒロインが歌っていて売れているらしいことが描写されて終わっていきます。

 1997年の台湾が舞台ですが、安室奈美恵に憧れ小室哲哉に会いたいとか飯島愛とか波多野結衣がどうとか日本カルチャーが出てきてそれだけでちょっと楽しい気持ちになれました。ただ小室哲哉プロデュースきっかけで自殺をしてしまうという何か不穏なことも考えてしまう設定でした。

 そして売れることが正しいこと善きこととして描かれますが、それについても疑問で別に事務所のゴミ掃除をしていてもいいのではないかと根本的なところの考えの相違がある映画でしたが、キラキラの青春ものとしてわちゃわちゃしているのとかだけでもなんか楽しい気持ちにさせてくれる1本でした。

☆☆☆

鑑賞日:2022/08/08 Amazonプライム・ビデオ

監督シェ・ジュンイー 
脚本フォン・ボーディー 
出演リウ・イーハオ 
ビビアン・ソン 
ベラ・イェン 
シー・チーティエン 
ヤオ・アイニン
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