映画【駅 STATION】感想(ネタバレ)

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●こんなお話

 高倉健さんがいろんな女の人と別れる話。

●感想

 これぞ【THE高倉健】なイメージ像そのまんまの高倉健さんを堪能できる映画で刑事もののサスペンスやストーリーの展開などを考えるより、目の前の健さんを堪能する作品だと思いました。

 冒頭でいしだあゆさんと別れる健さんですが、その理由が刑事の仕事とオリンピック選手に選ばれてそれが理由で別れるのかと人間性を疑う出だし。その後も先輩刑事が射殺されて、その捜査をする。その捜査のシークエンスも結構長くて、張込みや聞き込みがサスペンスとしての機能を果たしていなくて、ただ退屈でした。主人公もチンピラをボコボコにしたりして警官なのに大丈夫なのかと心配になっちゃいました。赤いスカート殺人のシークエンスはただただ退屈でした。オリンピック選手の円谷選手の遺書を延々と流すのとか必要だったのだろうか? その後、死刑犯の手紙と対になっているとは思いますが、テンポが終始悪い映画でした。

 倍賞千恵子さんとのシークエンスはこの映画で1番の盛り上がりだと思いますが、やっぱり有名な【舟唄】は名曲だなと感心できるPVのような映像はよかったです。ただちょっと何回流れるんだと流れすぎだと思いました。倍賞さんと距離を縮めるのも映画を見てカレーを食べて、すぐベッドインというのも驚きで、その後の健さんの「樺太まで届くと思ったぜ」はこの映画の1番の名台詞でした。

 主人公が辞表を書いたと思ったら破いたり、何人射殺しているんだってくらい人を殺していたり。別れた妻子に養育費渡していないのかと、ちょっと人間性を疑う映画で130分は長いと感じてしまう映画でした。

☆☆

鑑賞日: 2017/05/22 Hulu

監督降旗康男 
脚本倉本聰 
出演高倉健 
いしだあゆみ 
岩淵建 
名古屋章 
大滝秀治 

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