映画【黒い家】感想(ネタバレ)

●こんなお話

　生命保険会社の主人公が明らかに保険金詐欺を行っている夫婦にしつこくつきまとわれる話。

●感想

　主人公は生命保険会社に勤めるサラリーマンで、ある日、契約者である男から指名を受けてその家に向かうとその男の息子が亡くなっている現場を目撃してしまう。

　そこからその男から毎日のように「保険金はまだおりないのか」と催促される日々。絶対怪しいと思う主人公だけど、警察は事件性なしとの判断で保険金がおりる。主人公はその男の妻が危ないということを察知して匿名で手紙をおくる。

　主人公が独自にこの夫婦の調査を開始して、友人の心理学の専門家に話を聞きに行ったりします。その専門家が夫婦に興味を持ち接触を図るので主人公が注意してたら、後日その専門家が殺されたと警察から一報が入ったり。凄腕の交渉人の元ヤクザに仲介を頼むけど、その人も行方不明になっちゃって、その夫婦に接触した人たちが次々に殺されていく恐怖。

　暗さの画面やオフレコ感の気持ち悪い音声とか独特の雰囲気があるサイコサスペンスでした。主人公の恋人が拉致されて彼女を救出するために夫婦の家に行ってのハラハラドキドキ。また妻が逃走してしまって行方不明となった後、主人公の職場に襲撃してくる妻。笑っていいのかどうなのかという気まずい怖さと笑いの紙一重感が凄かったです。

　お客さんの対応をする職業って絶対嫌だなと思ってしまう映画でした。

☆☆☆☆

鑑賞日:2022/05/31　Hulu