映画【10人の泥棒たち】感想(ネタバレ)

●こんなお話

　泥棒たちが集合して凄いダイヤを盗むけど、当然さらにダイヤの奪い合いになる話。

●感想

　起業家のもとに婚約者と義母がやっていて大騒ぎしている。大騒ぎの合間になにやらその婚約者と義母は起業家のコレクションの部屋で怪しい動き。外では屋上からワイヤーを操って婚約者をサポートする男性たちがいたり。起業家を騙してコレクションを盗み出す。

　彼らは泥棒たちでチームを組んでいて新しい仕事の話が出てくる。香港でも銀行強盗の仕事っぷりが描かれて香港の泥棒チームと合流してマカオで宝石を盗み出すことに。

　それぞれの仕事をして日本人夫婦のふりをするコンビがいたり、金庫破りをする人がいたりと手際よく仕事を行っていくのが面白いです。そして盗み出すけれど、警察の強行突入でピンチになって捕まっちゃったりして大変で、更に主人公のボスが1人で抜け駆けしてダイヤを持ってっちゃったので残った仲間たちが探す。

　釜山でそのボスが香港マフィアと取引するのを追いかけてきて、更には香港警察とかも現場で張り込んでいて、ボス、泥棒チーム、犯罪組織、警察が入り乱れるクライマックス。

　この時の容赦なく銃を撃ちまくる犯罪組織が怖いです。ボスがワイヤーを駆使してビルの壁を駆け下りたりするのも見せ場として興奮できるアクションでした。

　ただ登場人物が多いせいか、メインの数人以外はあまり機能していなくて、若手の男性が恋をしているとかコメディリリーフの人とかも登場するだけでどんな仕事をしていたのか思い出せないくらい印象に残らないです。

　ボスと彼の片腕と女性の3人が過去の盗みで裏切った裏切られたみたいなドラマと香港の泥棒と韓国の泥棒の熟年の恋愛とそれとは全く関係なく自分だけダイヤが欲しい女性のドラマを面白く見れまてテンポよく長い上映時間飽きずに見られた1本でした。

☆☆☆

鑑賞日:2013/06/30　TOHOシネマズ南大沢　2022/04/14　WOWOW