●こんなお話
ボディーガードと殺し屋とその妻がEUをサイバー攻撃しようとするお金持ちと戦う話。
●感想
前作の経験から悪夢を見るボディーガード。いったん暴力を忘れてバカンスで心を癒そうとなるけれど、いきなり銃撃戦バイクチェイスに巻き込まれて、その原因が殺し屋の妻が現れて殺し屋がハネムーン中に姿を消したと思ったら電話で「ボディーガードを呼んで来い」と助けを求める声が。
そのため妻がボディーガードを強引に連れてレスキューしようとする。けど主人公は暴力反対。武器はペッパースプレーくらい。サルマ・ハエックがめちゃくちゃ口が悪くて人を殺しまくるキャラクターが笑えました。
殺し屋をレスキューするけれど、それのおかげでインターポールの捜査が邪魔されたので、捜査官から強制的にEU攻撃をしようとしている大富豪と接触するように命令する。
そして3人で行動していく。殺し屋夫婦は子供が欲しいと願って、殺し屋がなぜ黙ってハネムーン中に消えたのかとかボディーガードが母親を亡くしたトラウマなどが深堀されていきます。
人がゴミくずみたいに吹き飛んでい下品なギャグの連発でこれぞアメリカアクションコメディの王道を行くようなジャンルを見せてくれて満足度高めでした。そのため人間の死とかを軽く扱うのが苦手な人は苦手なままの作風だと思います。FBI捜査官がクライマックスでデコイとして使い捨てられるのとか酷すぎて最高でした。
ただちょっとテンポが悪く感じてこの内容で120分近く長く感じました。主人公3人が揃うまで、カタキ役がギリシャをEUをいじめているからとサイバー攻撃しようとするために武器を手に入れようとする流れにFBI捜査官の捜査と流れがあって、FBIが主人公たちに捜査を命令してやっとこさ本筋という流れがあり。かつ主人公たちの葛藤悩みを描いていきます。面白おかしくギャグとして、各エピソードが描かれるとはいえ間延びしている印象が残ります。
モーガン・フリーマンがトメの役者として登場しますが、物語の後半に少し出てきたと思ったら、実はこうでした。みたいな意外性のキャラクターとしての役割を担っていますが、その設定が唐突で特段驚きにならず、むしろいきなりすぎてあまり主人公との父息子ものとしてのエモーションが動くことがなかったです。
とはいえ、どんなピンチになっても緊迫感は一切なく、簡単に軽口を言いながら危機を突破してドッカンドッカン爆発をして、無茶苦茶なことに振り回される困った表情のいつものライアン・レイノルズが楽しい映画でした。
☆☆☆
鑑賞日:2022/04/12 TOHOシネマズ日比谷
監督 | パトリック・ヒューズ |
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脚本 | トム・オコナー |
フィリップ・マーフィー | |
ブランドン・マーフィー | |
原案 | トム・オコナー |
出演 | ライアン・レイノルズ |
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サミュエル・L・ジャクソン | |
サルマ・ハエック | |
アントニオ・バンデラス | |
モーガン・フリーマン | |
フランク・グリロ | |
リチャード・E・グラント |