映画【ビーチ・バム まじめに不真面目】感想(ネタバレ)

The Beach Bum
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●こんなお話

 天才詩人のドラッグ酒セックスの日々そしてちょっと人生賛歌な話。

●感想

 映画が始まって結構長い時間、マシュー・マコノヒー演じる主人公がヨットとかバーで酒にドラッグにセックスにと自堕落な生活を延々と映していきます。

 主人公には奥さんがいて奥さんはお金持ちらしくて、奥さんのお金を頼りに今の生活が成り立っているしい。娘の結婚式に行って、新郎にひどいこと言ったりしたり牧師を務める男性は主人公の親友であり麻薬の売人でありだったり。しかもその親友が妻と出来てるっぽいというのがわかってきたりします。

 それでも妻とデートとしたりする点描の後、ハイの状態で運転して気づいたら病院にいて、妻が亡くなってしまう。妻の遺産は半分は娘に行って、半分は主人公のもとへ行くのだけれど新しく詩集を出すのが条件ということで、お金が無くなってしまう。

 ホームレスたちと昔の自宅に乱入して捕まってしまって、判事から「あなたのファンなのに残念」とガッカリさせつつアル中の施設に入れられる。そこで知り合った男性と脱走して街で遊び。知り合いを訪ね歩き、イルカの観光船に乗るけど、船長はイルカとサメを間違えて足を食われちゃう。親友の元へ行って妻とセックスの関係があったけど、本当に愛してたのは主人公と言われたり、警察のがさ入れがあって麻薬とともに飛行機で逃げたり詩集を書いたら、それが表彰されてお金を手にしてヨットを買って花火で爆破していく。

 話のコロガリがどこに向かっているのかわかりにくく、妻の事故死など悲惨な出来事が起こるのに悲観的にならずむしろお気楽度が増して欲望のままに生きていく。ひたすらドタバタが起こるだけに表面的には見えちゃって退屈に感じてしまうところもありますが、マシュー・マコノヒーのお芝居力で引っ張られて静かな感動を得られる1本でもありました。

☆☆☆

鑑賞日:2022/04/06 WOWOW

監督ハーモニー・コリン 
脚本ハーモニー・コリン 
出演マシュー・マコノヒー 
スヌープ・ドッグ 
アイラ・フィッシャー 
ステファニア・オーウェン 
ザック・エフロン 
ジョナ・ヒル 
マーティン・ローレンス 
ジミー・バフェット 
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