映画【さらば あぶない刑事】感想(ネタバレ)

abudeka
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●こんなお話

 横浜港署のタカとユージが定年まであとわずかな日々で南米のマフィアがハマを荒らそうってんで戦う話。 

●感想

 最初の作品がつくられてから何十年も経っているのに、全く変わっていないどころかむしろかっこよくなっているキャラクターたちがスクリーンで見られるだけで大満足な作品でした。タカとユージは渋くてカッコいいし、トオルはいつものトオルだし、薫もいつもの薫だし。とまたあのメンバーに会える感。 

 話は南米の恐ろしい組織が日本、中国、ロシアの犯罪組織をまとめあげて犯罪の波を起こそうとしているのを阻止しようとするのをメインにタカは恋人ができてニュージーランドで暮らそうとしている。ユージは気にかけていた若者が何やら復讐を企んでいるので、それを諭そうとする。 

 主人公たちがカッコいいのは当然としてカタキ役の吉川晃司さんがこれまた渋くてかっこよくて、吉川さんが映っているところもずっと見ていたい魅力のある悪役でした。 

 話の流れとかは無茶苦茶でそれもあぶデカっちゃあぶデカなのかもしれませんが、街を出ようとしてた若者がたまたま悪役を見つけてそれを追いかけちゃったり、悪役自体も大事な犯罪のリストだかが入ってるHDDだかを金庫に入れていて、それの暗証番号が誕生日とかオマヌケすぎなのではないかとグッタリしちゃいました。最後の最後のいきなりの【明日に向かって撃て】オマージュも唐突すぎて戸惑っちゃいました。アクションシーンやカーチェイスもちょっと古臭くてきついですが、それも吹っ切れていてそれが味なのかなとも思いました。 

 それよりも柴田恭兵さんのダッシュが最高にカッコいいし、舘ひろしさんの手放しハーレーショットガン撃ちの登場も千両役者っぷりが最高に上がりました。エンドクレジットでの今までのシリーズのダイジェストも泣けます。 

そして、劇場で舘ひろしさんの【泣かないで】と柴田恭兵さんの【ランニングショット】が聞けるだけで嬉しい映画でした。

☆☆☆

鑑賞日: 2016/02/18 TOHOシネマズ川崎

監督村川透 
脚本柏原寛司 
出演舘ひろし 
柴田恭兵 
浅野温子 
仲村トオル

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