●こんなお話
反乱軍となったゴーストチームの活躍の話。
●感想
今シーズンから、これまで個別に帝国軍と戦っていたメンバーたちが、正式に反乱軍として活動を開始し、組織としての動きや指揮などにも関わるようになる。物語のスケールも大きくなり、物語冒頭からいきなりダース・ベイダーと激突する展開で、いきなり盛り上がるスタートを切ってくれました。
特に『クローン・ウォーズ』を観てきたファンにとっては、かつてのクローン・トルーパーであるレックスたちが年老いた姿で再登場するのが感慨深く、ファンサービス的にも嬉しいポイント。
エズラやケイナン、アイバー、サビーヌ、ヘラといったレギュラーメンバーが、毎回それぞれのエピソードで主役となりながら冒険を繰り広げていく構成がテンポ良く、1話25分という短さも相まって非常に観やすく、飽きずに楽しめました。チョッパーに新しいドロイドの相棒ができたり、レイア姫が登場して存在感を見せるなど、細かいところでもスター・ウォーズファンの心をくすぐってきます。
エージェント・カラスとゼブが敵同士ながらも、とある星に取り残されて協力して脱出を目指す回などは、王道の展開ながら熱くさせられますし、ヘラの父親が登場して思想の違いから親子が対立する場面もドラマ性が強く印象に残ります。さらに、尋問官たちが執拗に追跡してくる緊張感もあり、彼らとの戦いも回を重ねるごとにヒリヒリとした空気を強めていきます。
そして終盤にはダース・モールがまさかの再登場。ジェダイ、尋問官、モールの三つ巴の戦いという驚きの展開が用意されていて、クライマックス感が非常に高いです。そして最終話では再びダース・ベイダーが現れ、かつての弟子であるアソーカとの対決が描かれる。この場面はシリーズ全体の中でも屈指の名シーンであり、今シーズンのハイライトといえました。
『反乱者たち』シーズン2は、スター・ウォーズの世界観をより深く楽しめるだけでなく、キャラクターそれぞれの成長や関係性の変化も味わえる良質なスピンオフとして完成度が高く、ファンなら必見のシーズンだと感じました。
☆☆☆☆
鑑賞日:2022/02/03 Disney+ 2023/12/04 Disney+
監督 | デイヴ・フィローニ |
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制作総指揮 | サイモン・キンバーグ |
デイヴ・フィローニ | |
脚本 | デイヴ・フィローニ |
キャリー・ベック | |
サイモン・キンバーグ |
出演 | テイラー・グレイ |
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フレディ・プリンゼ・Jr | |
ティヤ・シルカー | |
バネッサ・マーシャル | |
スティーヴ・ブラム | |
デイヴ・フィローニ | |
ディー・ブラッドリー・ベイカー | |
デヴィッド・オイェロウォ |