映画【大阪極道戦争 しのいだれ】感想(ネタバレ)

shinoidare
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●こんなお話

 弱小ヤクザ組長と彼を慕うホテル建設をしようとする若社長が成り上がろうとする話。

●感想

 弱小組長の役所広司さんがシノギが大変だったけど、隣の宴会場で騒いでいる連中がうるさいと言いに行ったら不動産会社社長の阿部寛さんで役所さんとは父の代から知り合いで義兄弟となって、お金はある阿部寛さんに上手いこと取り入ろうとする役所さん。役所さんが気に入って愛人として囲っていた女性のことを好きになっちゃう阿部寛さん。役所さんとの関係を知らずにその女性のことが好きだと相談したことをきっかけに役所さんはその女性を阿部寛さんに近づけようとする。それに対して女性も自分を若社長の愛人になっていいのか! と役所さんに詰め寄る。

 2人でホテル建設をしようとするけど、本田博太郎さんのヤクザも間に入ってきて地上げは任せろと協力を申し出てきて役所さんも2人だけで会うのはやめとくようにと阿部寛さんに忠告するけど、案の定2人で会って口八丁で阿部寛さんを丸め込んでいく本田博太郎さん。この時の株だかに日付をうっていく装置があるんだと初めて知れて面白かったです。

 阿部寛さんの世間知らずのお人よしの若社長感も最高で、普通に騙されていく様子が可愛かったです。自分が好きな女性が役所さんの愛人だったと知って「2人を苦しませたのは僕のせいだ」と窓から飛び降りたりする激しい行動性が凄かったです。

 騙されて大金を支払わなければいけなくなって、組を解散して本田博太郎さんの組に乗り込むクライマックス。ここだけ白黒になっていました。

 全員が不幸になっていくヤクザ映画で90分楽しめました。

☆☆☆

鑑賞日:2009/11/15 DVD 2022/01/25 DVD

監督細野辰興 
脚本成島出 
秀島康夫 
原作山之内幸夫 
出演役所広司 
阿部寛 
本田博太郎 
仁藤優子 
渡辺哲 
野口雅弘 
木下ほうか 
秀島康夫 
桜町弘子 
田中明夫 
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