●こんなお話
南米の油田で火災が発生したので、4人の犯罪者が報酬のために慎重に運ぶ話。
●感想
ニトロを揺らさないように運ぶ。という単純明快なハラハラドキドキで魅せる120分で緊張感いっぱいの輸送でした。
台詞が少なく、ほとんど映像だけで見せていく手法も好みの演出でした。冒頭の殺し屋が仕事をする。銀行を爆破して捕まりそうに逃亡する男。ビンゴ大会の金を奪ってマフィアから命を狙われる男。詐欺だかして財閥が潰れると金策しようとするけど逃亡する男たちが南米にやってくる。そこで大金が手に入ると運転手の仕事に応募して運び始めるという。
単純にどうやって撮影しているのだろう? という映像技術がすごくて崖の上をギリギリで走ったり、何といっても1番の見せ場の激流の中をボロボロのつり橋を渡るのとか手に汗握る名シーンでした。何気に運転手より外で誘導する方がめちゃ大変だと応援しながら見てました。
ただ、主人公たちの背景を説明するのがチト長く感じて早く本筋始まらないかな? とも思ってしまいました。
とはいえ、ゲリラに銃を向けられるのをどう突破するのか。そこからのロイ・シャイダーの朦朧運転のクラクラ感とかよかったですし、もう大丈夫と油断は禁物と勉強になったり。結局主人公たちの因果応報なオチも楽しい映画でした。
☆☆☆
鑑賞日:2020/11/16 NHK BSプレミアム
リンク
監督 | ウィリアム・フリードキン |
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脚本 | ウォロン・グリーン |
原作 | ジョルジュ・アルノー |
出演 | ロイ・シャイダー |
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