映画【悪魔の毒々モンスター】感想(ネタバレ)

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●こんなお話

 いじめられっ子の清掃員が殺人すらいとわない不良に襲われて、産業廃棄物を浴びて毒々モンスターになって街の悪を殺していく話。

●感想

 低予算ながらゴア描写が壮絶で人体破壊にやたらと気合が入っていて、毒々モンスターが街のごみたちを殺してまわっていくのがばかばかしくかつ突き抜けていて爽快感すら感じるスプラッターシーンでした。

 主人公のいじめられっ子がなかなかの弱弱しっぷりの役者さんで強烈なインパクトを残す主人公が、一気に筋骨隆々の身体になって変身して、ヒーロー映画の王道の展開も見やすい構成の作品でした。ヒロインも美人で美女と野獣っぷりの対比なんかもよかったです。

 不良たちのバイオレンスっぷりも激しくて、普通に子供を車で轢き殺したりする恐ろしい人種なのがすごいです。彼らが毒々モンスターに頭をつぶされたり、両手を油につけられたりと因果応報のやられっぷりを見せてくれました。

 不良たちよりさらに悪として登場する市長の肥えっぷりもなかなかで彼に対して主人公が「お前が産業廃棄物だ」と腹を引き裂いてもがき苦しむのがクライマックスとして最高の捨て台詞でした。

 エログロのなかに公害問題と社会問題をトッピングした楽しい映画でした。

☆☆☆

鑑賞日:2020/09/24 DVD

監督マイケル・ハーツ 
サミュエル・ウェイル 
脚本ジョー・リッター 
製作ロイド・カウフマン 
出演アンドリー・マランダ 
ミッチェル・コーエン 
ジェニファー・バプティスト 
シンディ・マニオン 
ゲイリー・シュナイダー 
マーク・トーグル 
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