映画【北のカナリアたち】感想(ネタバレ)

Kita no Kanariatachi
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●こんなお話

 かつての教え子が殺人犯として指名手配されていることを知った教師が、当時の生徒と再会して真相を知っていく話。

●感想

 冒頭、主人公の先生が島を出るところから始まり。20年後、生徒の1人に殺人事件の容疑がかかる。
 何で先生は20年前に島を出ることになったのか? そして何で殺人事件が起きたのか? というミステリーで引っ張りつつ、先生と生徒6人に20年間何があったのかというのを小出し見せていき真相を明らかにしていくという話。
 若手キャストの6人はさすがで、特に森山未來さんの印象が素晴らしかったです。全員が過去の事故に苦しみ、自分を責め続けた人たちの物語。そして人を許し、生き続けるということを見せてくれる映画でよかったです。

 が、展開がどれもが説明台詞で進行するので恐ろしく退屈ということと。教え子たちがほとんど全員「先生に言わなくちゃいけないことがあるの」とお前ら全員秘密持ってるのか? というくらい実は、実はで進む展開にグッタリしました。
 1番驚いたのは、小池栄子さんのエピソードの不倫のくだりで奥さんがいきなり乗り込んでくる展開が急展開すぎて笑ってしまいました。

 それに主人公の不倫問題も、仲村トオルさんが手から血を流して崖に立っているという初登場シーンの意味とかよくわからないし怖すぎて、実際、不倫してたんかいと突っ込んでしまいました。

 とはいえ、物語の骨格の部分は感動できる話だし。雪と海が冷たい映像が印象的でよかったです。

☆☆☆

鑑賞日:2013/06/15 DVD

監督阪本順治 
脚本那須真知子 
原案湊かなえ
出演吉永小百合 
柴田恭兵 
仲村トオル 
里見浩太朗 
森山未來 
満島ひかり 
勝地涼 
宮崎あおい 
小池栄子 
松田龍平 
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