映画【情無用のジャンゴ】感想(ネタバレ)

Se sei vivo spara
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●こんなお話

 自分を裏切った仲間たちを追いかける話。

●感想

 インディアン二人組が何かを探している中、瀕死の主人公ジャンゴが泥まみれで這い出してくる。誰かの名前をつぶやき、フラッシュバックで自分が裏切られて殺されかけたことが説明される。この冒頭は興味深いもので面白かったです。
 そしてジャンゴを裏切った一味が街にやってくると、金に目がくらんだ街の住民たちに皆殺しにされるというホラーな展開なんかも面白く見ることができました。

 が、よかったのはここまでで。主人公の魅力がないのがこの映画の1番の問題点だと思いました。とにかく120分の間、見せ場がない。
 ジャンゴがこの街にやってくるところから、ストーリーがあっちへふらふらこっちへふらふら。統一性がなくて主体性のないジャンゴを見せられても辛いです。
 正義感が強い人物なのかと思いきや、金に執着したり、集団レイプされる少年が自殺して悔いたり。どういう人物なのか最後までつかめなかったです。
 カタキ役たちも、金目当てではあるけど。いきなり家柄を気にされても困ってしまいます。
 ヒロインたちもよくわからず、シャンゴと恋仲になるという展開もありきたりなもので面白くもなんともない。全てが繋ぎ合わせで面白くもなんともなかったです。

 最後は結局、馬で去っていくジャンゴ。一体、この映画は何だったんだろうと呆然とした映画でした。

☆☆

鑑賞日:2013/07/05 DVD

監督ジュリオ・クエスティ 
脚本フランコ・アルカッリ 
ジュリオ・クエスティ 
出演トマス・ミリアン 
ロベルト・カマルディエル 
マリル・トロ 
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