●こんなお話
駐英大使の周りで不幸な出来事ばかり起こって、大使の息子さんが悪魔の子じゃないかと疑う話。
●感想
THEオカルト映画な作りで格式すら感じさせてくれるホラー映画の金字塔の1本というのが理解できる作品でした。
主演のグレゴリー・ペックさんのお芝居が映画のクオリティをアップさせていて、わが子に対する苦悩がこれでもかと押し出してきてました。愛するわが子が悪魔の子だと言われて、短剣で殺さないといけない父親。そもそもわが子が悪魔の子じゃなかったらとりかえしがつかないと葛藤していきます。
そして人間のいろんな死に方祭りとしても楽しくて、特殊効果さんの仕事を堪能できる1本でもありました。
ただ肝心の悪魔の子ダミアンはあんまり何もしなくて、あまり悪魔の子感がないのが残念でした。どちらかというと謎の斡旋所から派遣されてきた乳母さんとか狂暴なワンちゃんのほうが悪役になっている感じでした。ダミアンは三輪車で激突するくらいしかしていなくて、本当に悪魔の子かわからなかったです。
とはいえ重厚な音楽もあわさって110分退屈せずに見られるホラー映画でした。
☆☆☆
鑑賞日: 2018/06/18 DVD
リンク
監督 | リチャード・ドナー |
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脚本 | デイヴィッド・セルツァー |
出演 | グレゴリー・ペック |
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リー・レミック | |
デイヴィッド・ワーナー | |
ビリー・ホワイトロー | |
レオ・マッカーン |
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