ドラマ【なぞの転校生】感想(ネタバレ)

nazono_tenkosei
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●こんなお話

 空に上がっていく流れ星を見た高校生たちの話。

●感想

 岩井俊二監督脚本プロデュースらしく、被写界深度が浅くハレーションで白い映像に細かいカットにボソボソ喋る登場人物たち。そして流れるピアノの旋律。THE岩井俊二!

 団地に住むSF研究会の高校生が日常生活送ってたら、隣に住む老人の家に突然孫を名乗る高校生が現れて、なぞの転校生感いっぱいの存在として、なにやらたくらんでるぞって思いながらも生活していく。
 ノリオくんという転校生は明らかに行動も言動もおかしけれど、スマホみたいなアイテムを使って周囲の人物たちを操っていく。

 けど、ちょっとやってきたお姫様ペラペラ喋りすぎじゃないかしら? それが文化の違いで起こる笑いがあって、可愛いんだけども。
 それに全12話の長さの割には序盤の展開がチト遅く感じました。もっと早く王族のくだりが起こってもよかったのではなかろうかと思いました。
 主人公もちょっとイマドキの高校生なのか、重大な事件が起きてもすんなり受け入れて、結構何もしない受動的すぎるという。素直なコ、ゆとり教育の世代だからかな。

 けれども、シャボン玉のシーンとか印象に残る映像が1話に必ずビシっとあるし、グッドニュースバットニュースが交互に起きて、見やすい構成だし。秀逸なSFドラマだと思いました。

☆☆☆

鑑賞日:2014/03/29 テレビ東京

監督長澤雅彦
脚本岩井俊二
出演中村蒼
本郷奏多
桜井美南
宇野愛海
福地亜紗美
京野ことみ
岡村洋一
西牟田恵
夙川アトム
斉木しげる
高野浩幸
濱田マリ
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