映画【クローズZERO II】感想(ネタバレ):滝谷源治と鳳仙学園の全面抗争

Crows Zero II
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●こんなお話

 スズラン制覇まであと一歩のところまで来ている主人公たちの目の前に、過去の殺人事件で休戦協定を結んでいたホーセンという他校とタバコ吸ってるか喧嘩ばっかりする話。

●感想

 8か月前、芹沢軍団との抗争に勝利した滝谷源治は、鈴蘭男子高校の実質的な頂点に立ったものの、校内は依然として一枚岩にはなっておらず、不満や緊張を抱えた状態が続いていた。卒業を控えた源治にとって最大の壁は、鈴蘭最強の男として君臨し続ける通称リンダマンの存在であり、源治は何度挑んでも決定的な勝利を得ることができず、自身の立場に迷いを抱えながら日々を過ごしていた。

 一方、鈴蘭と鳳仙学園の間には、かつての大抗争を経て停戦協定が結ばれていたが、その均衡は非常に不安定なものだった。鳳仙学園は、鳴海大我をトップに据え、「殺しの軍団」と呼ばれるほどの統率力と攻撃性を誇っており、いつ衝突が再燃してもおかしくない状況にあった。

 ある日、源治は偶然、少年刑務所から出所した川西昇を助けたことをきっかけに、鈴蘭と鳳仙の間にあった停戦協定を事実上破ってしまう。この出来事を重く見た鳴海大我は、停戦破棄を一方的に宣言し、鈴蘭への復讐を公然と掲げる。こうして両校の対立は一気に表面化し、鳳仙学園は組織的かつ容赦のない攻撃を鈴蘭に仕掛けてくる。

 源治と仲間たちは、校内外で次々と抗争に巻き込まれ、劣勢に立たされながらも必死に応戦する。源治はかつて敵対していた芹沢軍団とも距離を縮め、過去の因縁を越えて協力関係を築きながら、鈴蘭内部の勢力を少しずつまとめ上げていく。個々がバラバラだった鈴蘭は、次第に一つの集団として鳳仙との全面戦争に向かっていく。

 抗争は激化の一途をたどり、鈴蘭の仲間たちは追い詰められながらも最後の決戦の場へと進む。両校の不良たちは、互いのトップを決するため、鳳仙学園校舎の屋上に集結し、壮絶な乱闘を繰り広げる。源治は鳴海大我と正面から激突し、激しい死闘の末に鳴海を打ち倒す。

 戦いを終えた源治は、卒業を目前に控えたある日、再びリンダマンに挑んでおしまい。


 本作は、登場人物一人ひとりのキャラクターが非常に立っており、誰が画面に映っても存在感がある点が印象的でした。それぞれの立場や信念が行動に表れており、抗争の場面でも単なる乱闘ではなく、人間関係の延長として描かれているように感じました。

 また、前作にはいた教師や刑事といった大人の存在がほとんど姿を消し、物語の中心にいる大人がヤクザやクラブ関係者だけになっている点も面白かったです。学校という場所にいながら、完全に腕力の論理が入り込んでいる世界観が、シリーズ後半らしい空気を強めていたように思います。

 全体として、抗争のスケールやキャラクター同士の因縁がより濃くなり、前作以上に感情を乗せて楽しめる作品でした。

☆☆☆

鑑賞日:2014/03/04 Hulu 2025/12/25 NETFLIX

監督三池崇史 
脚本武藤将吾 
水島力也 
原作高橋ヒロシ
出演小栗旬 
やべきょうすけ 
黒木メイサ 
金子ノブアキ 
三浦春馬 
高岡蒼甫 
桐谷健太 
高橋努 
鈴之助 
遠藤要 
上地雄輔 
阿部亮平 
大口兼悟 
綾野剛 
大東俊介 
橋爪遼 
小柳友 
阿部進之介 
波岡一喜 
深水元基 
松重豊 
遠藤憲一 
岸谷五朗 
山田孝之 

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