映画【ぼくの名前はズッキーニ】感想(ネタバレ)

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●こんなお話

 児童養護施設で暮らす子どもたちの話。

●感想

 ほのぼのしたアニメーションに可愛らしいキャラクターたちとは裏腹に起こる内容は悲しいバックボーンを背負った子どもたちの友情物語でよくできていたアニメーションだと思いました。 

 ストップアニメーションらしい独特の美しい配色やほのぼのした動物たちのインサートだったりとビジュアル的に豊かでそれを見ているだけで楽しいです。けれどもそこで描かれるのは児童虐待なり親に捨てられたりと子どもたちのこの映画が始まるまでの人生が暗さもちゃんと描き分けられていていました。 

 けれども楽しく生きる子どもたちを見ているのは楽しくて、大人たちの恋愛について語ったり、好きなヒロインを悪いおばさんから救出するためにみんなで頑張ったりとしていく姿が微笑ましかったです。 

 少年のリーダー格のシモンや優しい警官とかも魅力的でした。主人公が大切にしている空き缶やタコだったり船の折り紙とかも効果的に使われていました。 

☆☆☆☆☆

鑑賞日: 2018/12/03 DVD

監督クロード・バラス 
アニメーション監督キム・クークレール 
脚本セリーヌ・シアマ 
原作ジル・パリ 
出演(声)ガスパール・シュラター 
シクスティーヌ・ミュラ 
ポーラン・ジャクー 
ミシェル・ヴュイエルモーズ 
ラウル・リベラ 
エステル・ヘナード 

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