映画【100日間生きたワニ】感想(ネタバレ)

100 Nichikan Ikita Wani
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●こんなお話

 若者たちの日常の話。

●感想

 お花見をしている動物たちから始まって仲間の1人が遅刻しているので迎えに行く仲間の一人に信号待ちをしている遅刻している主人公がいるけど、道路にヒヨコがとびだして…。

 100日前に戻ってその主人公の日常が描かれていきます。バイト先の先輩に片思いして近づこうとしたりするけど声をかけられなかったり、友達とテレビゲームしたり仲間が恋人作ったりラーメン食べたりバスケしたり。

 中盤以降は喪失感いっぱいの仲間たちのところに新しいバイトのカエルくんがやってきて溶け込もうとするけれどなかなかうまくいかない。そこからカエルくんにも心に傷があることがあって、そしてみんな溶け込んでこれからも続く日常を生きていきますという。

 素人から一見すると簡単な絵の中にボソボソ喋っていくという独特の間合いのテンポが最初は醜かったですが、しだいにそのテンポが心地よく感じられる不思議な映画でした。ただお話の方は中盤までは若者たちのバイトやデートとか正直興味が持てないシーンが続いてみるのが辛かったです。中盤以降のカエルくんが空回りするところとかは上手くできていて見ていて滑稽な感じが痛々しいのが伝わってくるのがよかったです。

 大切な人がいなくなってからの喪失やそこからの日常を生きていくという当たり前のことをほのぼのとしたアニメーションで見せてくれる1作でした。

☆☆☆

鑑賞日:2023/01/22 Amazonプライム・ビデオ

監督上田慎一郎 
ふくだみゆき 
脚本上田慎一郎 
ふくだみゆき 
原作きくちゆうき
出演(声)神木隆之介 
中村倫也 
木村昴 
新木優子 
山田裕貴 
ファーストサマーウイカ 
清水くるみ 
Kaito 
池谷のぶえ 
杉田智和 
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