映画【よだかのほし】感想(ネタバレ)

yodakanohosi
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●こんなお話

 岩手県花巻市から上京して大学生活を送る主人公の女性は大好きな父親を亡くし再婚した母親と不仲になって傷を負ったまま過ごしているなか。同じ花巻出身のおばあちゃんと出会いおばあちゃんから孫の浴衣を託されて花巻に帰ることになる話。

●感想

 ソフトフォーカスの淡いなか、綺麗な川だったり山車や神輿や太鼓の祭りだったりと印象的な映像でした。
 80分ちょいの短い映画ですが人生に目標が見つけられなかった主人公が故郷へ帰り新たな一歩を踏み出すという。大きな事件も起きずに穏やかに進む映画でした。

 シークエンスの数も少なくちょっと穏やかすぎるかなと思える内容で、無気力な研究室の生活があっておばあちゃんとの出会いがあって、浴衣を縫って、おばあちゃん行けなくなって、実家帰って、地元友だちと出会って、子ども探して、祭り参加して。
 1つ1つのシークエンスが長いので淡々さがあいまって長さを感じてしまうように思えました。それでいて、クライマックスでは亡き父親の幻影を見て納得というのも特に盛り上がらず。川で笛吹いておしまいというのもどうなんだろうか。

 とはいえ、故郷で自分を見つめる女性を暖かく見つめて、故郷っていいなと思える映画でした。

☆☆☆

鑑賞日:2013/12/07 DVD

監督斉藤玲子 
脚本斉藤玲子 
出演菊池亜希子 
眞島秀和 
北上奈緒 
深水元基 
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