映画【喰らう家】感想(ネタバレ)

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●こんなお話

 息子を亡くしたばかりの夫婦が格安物件に引っ越したら、何やら霊的なものが襲ってくる話。

●感想

 閉ざされた小さな村社会に雪景色という閉塞感いっぱいの雰囲気は興味深く見ることができました。焼けただれたお化けがアタックしてくるのもなかなか怖かったです。

 が、話としてはあまり目新しいものではなく。ホラー描写もそこまで新鮮味がないのでこの手のホラー映画と何が特色なのかがわからないのが痛い映画でした。冒頭からして冗長でホラー映画なら一気にツカミのあるスタートにしてほしかったです。

 引っ越してきた新参者の夫婦に襲いかかってくる恐怖も若者や知人たちも襲われますが、その理由もよくわからず。どうしてそういうことになるのかという動機付けがうまくいっていないのが乗り切れない理由だと思いました。友人の霊媒師も「この家に何か感じる」と何かを感じ取るよくあるキャラクターですが、それもあまり活かしていないように見えました。家に問題があるならすぐに引っ越せば問題解決なのではなかろうか? と元も子もないことを思ってしまいました。

 地下がやたらと暑いというのもよくわからず、そもそも地下室にお化けがいるのはなぜなんだろう? そもそも炎なのはなぜなんだろう? と疑問だらけでストーリーに入り込めなかったです。

☆☆

鑑賞日: 2016/01/21 DVD

監督テッド・ゲイガン 
脚本テッド・ゲイガン 
リチャード・グリフィン
出演バーバラ・クランプトン 
アンドリュー・センセニグ 
リサ・マリー 
ラリー・フェセンデン 
モンテ・マーカム 
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