映画【アンダーワールド:ビギンズ】感想(ネタバレ)

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●こんなお話

 吸血鬼一族と狼男一族が争っている中世の時代に奴隷のスーパー狼男が反乱する話。

●感想

 冒頭で世界観の映像とナレーションで一気に説明があって、何やら狼男一族に凄い狼男の赤ちゃんが生まれたらしくて吸血鬼一族の王様がその赤ちゃんを奴隷として育ててるらしいというのがわかります。そしてその奴隷のスーパー狼男が成長して鍛冶屋みたいなことをしていると外から馬で甲冑姿の騎士が駆けてきて狼男たちから逃げているのを救うスーパー狼男。兜を脱ぐとヒロイン。彼女は吸血鬼王様の娘だけど父親と揉めてる。というかこの父親は貴族の会議とかでも意見具申を聞かずに独断で進めていって問題ありそう。

 娘の姿がいないと家臣が探すけど、娘はスーパー狼男と恋人同士だった。それを家臣に目撃される。そして対立する一族の「ロミオとジュリエット」型の悲恋でありつつ狼男たちが襲ってきてさあ大変という。

 シリーズ恒例の画面の暗さは相変わらずで大きい狼男と吸血鬼と言っても普通の人間に近い騎士たちの戦いの合間に主人公たちのかなわぬ恋が描かれます。

 90分くらいの映画なので主人公たちが最初から情熱的な恋をしていて、さっそく家臣にバレるわ。主人公がヒロインを救うために王様から絶対に外すなよと言われていた首輪を取っちゃったことをきっかけに逆鱗に触れて捕まって処刑されそうになる。当然、ヒロインは救出するけど2人の関係が王様にバレて、またまた王様激怒。今度は娘も汚れてしまったと処刑を命じて…。

 あとは奴隷たちが虐げられていて、画面の限界で牢獄から脱出。この牢獄から脱出は面白くてバンバン槍が飛んできて突き刺さりながらもみんなで逃げるシーンとかは楽しかったです。そして奴隷たちが蜂起して吸血鬼のお城に乗り込んで行っての一大バトル。大勢のキャラクターが画面でいっぱい動くのも楽しいです。

 ただ主人公と吸血鬼王様の一騎打ちとかもあっさりだったり、エピローグで普通にみんな生きていて続く。的な流れでも正直盛り上がることはなかったです。とはいえ、主人公がひたすらかわいそうなので、これを見てからまた1作目から見直すと世界観が深まった見方ができるのでエピソード1的な面白さもある映画だと思いました。

☆☆☆

鑑賞日:2009/09/11 DVD 2022/02/04 Amazonプライム・ビデオ

監督パトリック・タトポロス 
脚本ダニー・マクブライド 
ダーク・ブラックマン 
ハワード・マケイン 
出演マイケル・シーン 
ビル・ナイ 
ローナ・ミトラ 
スティーヴン・マッキントッシュ 
ケヴィン・グレイヴォー 
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