映画【翔んで埼玉】感想(ネタバレ)

tondesaitama
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●こんなお話

 埼玉県のステレオタイプなイメージを前面に押し出した話。

●感想

 日本国内が戦国時代のように分断されていて、県境は通行手形が必要になっていてそれを撤廃するために埼玉県人が立ち上がるという。「埼玉はこう」「千葉はこう」と同じ日本人なのに出身県でイメージを判断するというのが個人的には食指が全く動かないので、そういった点でコメディ要素をおいているため、全く持って笑うことも感心することもできない映画でした。

 主人公はアメリカ帰りで東京のエリート学校にやってきて、そこの学級委員長と敵対するけど、思いを寄せ合って、主人公が実は埼玉県の…となり一緒に逃避行する。ここの学園の東京が1番、他の県を見下しているというのは面白かったですが。そこからあっという間に主人公たちの逃避行になって、千葉との戦い、埼玉の地下組織との共闘などが始まっていきますが。ここらへんの敵対、同盟などの心の移り変わりもいくらコメディ映画としてあっという間に進んで行くので、しかもクライマックスの埼玉と千葉の合戦かと思いきや実は…という流れや群馬が未開の地だったのが実は…とか何もサスペンス性や驚きなど物語的な効果は一切なかったです。ただ後出し的な説明で退屈な時間が多かったです。

 それにその都市伝説を聞く結婚式に向かう親子の車内の会話も県民性なるイメージを語らうだけで、興味を持てない内容で辛い時間が多かったです。

 みんなこういった「県民性」というものが好きなんだというのが確認できるモチーフの映画でした。

☆☆

鑑賞日: 2020/02/12 日本テレビ

監督武内英樹 
脚本徳永友一 
原作魔夜峰央
出演二階堂ふみ 
GACKT 
伊勢谷友介 
ブラザートム 
麻生久美子 
島崎遥香 
成田凌 
中尾彬 
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