映画【人面魚 THE DEVIL FISH】感想(ネタバレ)

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●こんなお話

 乗り移られると殺人鬼になっちゃう悪霊との戦いの話。

●感想

 シリーズ3作目なのかスピンオフなのか知らない状態で見ると、序盤でいきなり霊媒師のもとに刑事さんがやってきて「除霊頼むわ」的な依頼を当たり前にしてきて、いまいち天地人がわからない状態で見ると入り込みにくい人間関係、設定でした。

 シングルマザーとその息子の話と霊媒師とその家族の話に悪霊が乗り移って殺人事件が発生してそれを軸に展開しきますが、霊媒師の亡くなった奥さんや霊媒師としての仕事とかが描かれますが、正直長いだけで入り込めないシーン、展開が多かったです。

 シングルマザーとその息子も息子が悪霊がついた魚を持ち帰っちゃったことをきっかけにお母さんがどんどんおかしくなっていく。ビビアン・スーさんが悪霊に取りつかれて、怯えたり息子に襲い掛かろうとしたりする熱演がよかったです。

 クライマックスの山中での除霊バトルもいきなり「大魔神が」とか「虎爺さま」みたいな良い幽霊悪い幽霊のバトルみたいなのも急すぎて戸惑うだけで息子さんがなぜかいい幽霊が取り付いてお父さんと一緒に戦って、虎のCGがどかーん! みたいなファンタジーな戦いになるのも終始ポカンとしてしまう映画でした。

 これ1作ではなく、前の2作も見てみないと世界観だったり人間関係だったりを知りたくなる映画でした。

☆☆

鑑賞日:2020/07/24 DVD

監督デビッド・ジュアン 
脚本シー・ケン・チェン 
リン・ファン・スー 
出演ビビアン・スー 
チェン・レンシュオ 
チャン・シュー・ウェィ 
ロン・シャオホア 
フランチェスカ・カオ 
チェスター・ウー 
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