●こんなお話
賞金稼ぎが自分たちの出自とかを探ったり明らかになりつつ仲間と共に子どもを守る戦いの続きの話。
●感想
前シーズンと同様に、1話ごとに30~45分の中で1つの任務や仕事が発生し、それをどう突破していくかを見せ場たっぷりに描いてくれる構成はやはり面白かったです。シーズン2もテンポが良く、毎回違う状況・敵・課題が登場して飽きる暇がなかったです。
洞窟に棲む巨大怪獣のような生き物と戦ったり、絶滅の危機にある種族の卵を運んだり、巨大なクモに襲われて逃げまわったり、命がけのミッションが続く。主人公たちが「子どもをジェダイに預ける」という目的のために、ジェダイの生き残りであるアソーカ・タノを探し出し、彼女と出会う展開も熱い。彼女が支配下にある町の監督官と対立する話も盛り上がりました。
また、危険な爆発物を制限時間内に運ぶという「恐怖の報酬」的なエピソードも印象的。一方で、カタキ役のモフ・ギデオンはシーズン全体を通して暗躍し続けており、ストーリーに一貫した緊張感を持たせていました。
滅びかけていたマンダロリアンの仲間たちも複数登場し、共闘していく流れは熱かったです。彼らには彼らなりの厳しい掟があり、「ダークセーバー」を手にするには戦って勝たなければならない、という設定も物語を面白く。
「スター・ウォーズ」本編やアニメシリーズから人気キャラが次々登場してくるのも、ファンとしてはたまらないポイント。登場タイミングも絶妙で、懐かしさと興奮が一気に押し寄せる。あの賞金稼ぎも、最終話に出てきた“あの人”も見逃せないです。しかし、その“あの人”の顔はCGの質感が強くて表情が硬く、台詞もどこか違和感があり、少しだけ怖く感じてしまいました。
全体としては非常に満足度が高いシリーズで、退屈する暇がなかったです。ただ、ストームトルーパーたちがあまりにもあっさり撃たれるだけの存在になっていて、少人数の主人公たちが圧倒しているように見えてしまい、アクションの緊張感がやや薄れてしまった場面もあったり。
それでも、長く続いた「子連れ狼」スタイルにはひと区切りがつき、次のシーズンや人気キャラクターを主役にした新シリーズがますます楽しみになる展開でした。
☆☆☆☆☆
鑑賞日:2021/10/06 Disney+ 2024/01/21 Disney+
製作総指揮 | ジョン・ファブロー |
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デイブ・フィローニ | |
脚本 | ジョン・ファブロー |
デイブ・フィローニ | |
原作 | ジョージ・ルーカス |
出演 | ペドロ・パスカル |
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ジーナ・カラーノ | |
カール・ウェザース | |
テムエラ・モリソン | |
ロザリオ・ドーソン | |
ケイティー・サッコフ | |
マイケル・ビーン |