映画【レディ・キラーズ】感想(ネタバレ)

the-ladykillers
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●こんなお話

 強盗団が老婦人の地下室をレンタルして強盗をたくらみながら、何とか老婦人にバレないようにするドタバタの話。

●感想

 教会へ通ってご近所さんとおしゃべりして亡くなった旦那さんの絵に喋りかけ老婦人の家にやってくる話術が長けているトム・ハンクスがやってきて楽器演奏の練習のために地下室を貸してほしいと言ってくる。そしてトム・ハンクスは仲間と共にトンネルを掘って近くのカジノの売り上げを強奪計画を始めるという。

 仲間の紹介のモンタージュからテンポがよくて楽しい仲間紹介でした。そこからは1階の老婦人にバレないようにトンネルを掘ったり爆弾を使ったりする。その合間に老婦人が降りてきて、慌てて楽器練習のふりをしたりとか。

 ここら辺の老婦人にバレるかバレないかのギャグみたいなのはあまり笑えませんでした。それよりも強奪後、トンネルの痕跡を消すために時限爆弾をセットしていたのが爆発しなかったので戻ってセットしなおそうとすると案の定失敗して大爆発。とうとう老婦人にバレてしまって、彼女から教会に戻すか警察に行くかを選択を迫られる。強盗団たちは相談の上、老婦人を殺害しようとする。

 ここから始まる強盗団の内ゲバが笑えて個人的には面白かったです。スパイ役の黒人さんは老婦人を見て自分の母親を思い出して殺害できずに仲間から責められて…。爆弾係は自分だけ金を持ち逃げようとして…。ここで爆弾係の恋人がその場にいるのにあまり描かれないのが残念でした。ヘビースモーカーのアジア人は就寝中の老婦人の前でタバコを飲んでしまい階段から…。力持ちの男はトム・ハンクスに罵られて激高して拳銃を向けるけど…。など楽しい退場が連続してました。そのたびに遺体を橋の上から落としていく天丼ギャグはニコニコしてしまうものでよかったです。

 もっとニューオリンズの文化風習やクリスチャンについてやトム・ハンクスが話術で語る詩人等についても知っておくと深く楽しめると思いました。

 強盗自体は簡単に描かれるだけで【オーシャンズ】のような強盗そのものを障害の設定にしているわけではないので、そういった面白さを期待すると肩透かしを食らうかもしれませが楽しいブラックコメディでした。

☆☆☆

鑑賞日:2021/12/12 Disney+

監督ジョエル・コーエン 
イーサン・コーエン 
脚本ジョエル・コーエン 
イーサン・コーエン 
出演トム・ハンクス 
イルマ・ピー・ホール 
マーロン・ウェイアンズ 
J・K・シモンズ 
ツィ・マ 
ライアン・ハースト 
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