映画【ゴースト&ダークネス】感想(ネタバレ)

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●こんなお話

 アフリカで橋を造りに来た白人たちが現地でライオンに襲撃される話。

●感想

 鉄橋を造りにやってくるけど、ライオンが襲撃してきて大変ってんで主人公が最初は立ち向かっていく動物アクションとして盛り上がる構図でした。途中からマイケル・ダグラスさん演じる凄腕のハンターとかも出てきたりして熱いバトルを期待できる設定でした。
 映像もCGとかではなく本物のライオンを使っていて、やっぱりライオンが走る映像のパワーが凄くてどうやって撮影しているのか知りたかったです。

 ただお話のほうはライオンは悪魔として登場してほぼほぼ無敵なので、主人公たちがひたすらオマヌケにしか見えないのが痛いです。罠を仕掛けても、いざライオンが罠に引っかかっても大慌てでパニックになって銃が全く当たらなかったり銃が不発になったりして、なかなかライオンに弾丸が命中しないです。やってることは動物アクションだけど、ライオンが神格化されているのでどういうスタンスで見たらいいのかわからなかったです。そのためライオンをやっつけてやったー! というカタルシスがないのが痛いです。その割に描いてるのはライオンとのバトルなのでエンタメとして見てしまってどういう風に見たらいいのか戸惑いました。それでいて、ほとんどが人間たちがライフルを構えて恐る恐る捜索するというだけなのでアクションものとしてもイマイチな映画でした。

 実話とはいえ、もう少しエンタメとしてカタルシスを感じられるつくりに個人的にはしてほしかったです。

☆☆

鑑賞日: 2016/01/16 Hulu

監督スティーヴン・ホプキンス 
脚本ウィリアム・ゴールドマン 
出演マイケル・ダグラス 
ヴァル・キルマー 
バーナード・ヒル 
ジョン・カニー 
トム・ウィルキンソン 
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