映画【天国の本屋 恋火】感想(ネタバレ)

Tengoku no honya - koibi
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●こんなお話

 天国に行ったピアニストの青年がそこで出会う人たちの交流と現世では傷ついた花火師と亡くなった叔母のために恋の花火を打ち上げてもらおうと頑張るヒロインの話。

●感想

 設定がよくわからなくて主人公であるピアニストの青年は酔っぱらって起きたら、天国に移動してます。ここの理由が描かれないです。そしてなんやかんやあって映画が終わりそうになると戻るという。ここも何で戻れるのか謎という。
 天国と現実の2つの世界が同時進行していきますが、どのエピソードもバラバラになってしまって1つの流れになっていないように思えました。クライマックスで天国で作曲した叔母さんの曲を主人公のピアニストが花火大会で演奏します。天国のピアノが現実にあるのはまだわかりますが。現実の花火がなぜ天国に届くのか、これまた謎でした。
 そもそも愛する人に会えない。という天国のルールが説明されますが、香里奈さん演じる女性は弟が亡くなってそれが傷となっていますが。天国で普通に会えるというのも謎でした。

 現実では叔母と恋人だった花火師にもう1度花火を打ち上げてもらおうと頑張る女性の姿が描かれますが、どうしてそこまで花火を打ち上げて欲しいという行動の動機が描かれないため。ただの異常者にしか見えないヒロインの行動が痛いです。
 てか、主人公のピアニストは映画の始まりと終わりで何か成長したのだろうか? 一体誰目線でこの映画を見ていればいいのかただ戸惑う映画で残念でした。

☆☆☆

鑑賞日:2014/01/02 Hulu

監督篠原哲雄 
脚色狗飼恭子 
篠原哲雄 
原作松久淳 
田中渉 
出演竹内結子 
玉山鉄二 
原田芳雄 
香川照之 
香里奈 
新井浩文 
大倉孝二 
斉藤陽一郎 
吉田日出子 
桜井センリ 
香川京子 
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