映画【96時間 リベンジ】感想(ネタバレ)

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●こんなお話

 前作の敵からリベンジされる話。

●感想

 主人公が娘の運転免許取得にそわそわしたり彼氏の家に行って娘から煙たがれたりしているけど、トルコで警備員の仕事をしてたら奥さんと娘がやってきて、娘の計らいで奥さんとデート。けども尾行があって主人公たち謎の男たちに捕まる。捕まる寸前に娘に電話して自分の状況を説明して娘にも逃げるよう指示。

 捕まった主人公が運ばれる車で目隠しをされているけど音とか体内時計で位置を何となく推測しつつ運ばれた先で前作で殺した相手の父親でリベンジされることを話される。捕まった先で娘に電話をかけて、地図で位置を図ったり手りゅう弾を爆発させて位置をだんだんわかってきて、屋根を走ってえんとつの煙の場所から父親の位置を特定。拳銃を渡して主人公、それを持って脱出。娘を助けること優先させて、タクシーを盗んでアメリカ大使館に向かってカーチェイスをして大使館に突入。娘を保護してもらう。

 残された奥さんを探すために主人公は拉致されたときのサウンドを思い出して敵のアジトの位置を特定して突入して敵を退治していってボスを逃がそうとするけどボスが立ち向かってきたので殺害して奥さんを救出。

 2週間後、娘が運転免許を取得に成功して喜ぶ娘を見守って娘の彼氏と一緒に食事をしておしまい。

 映画が始まっていきなり14時きっかりに娘と待ち合わせをして1分でも遅れるとそわそわする主人公。もうこの時点で怖いキャラクター。その後、GPSで彼氏の家にいる娘を迎えに行く。絶対嫌われること間違いないお父さんです。

 この日常の序盤30分でお父さんをはじめとする家族に感情移入させないといけないのに、見てるとめちゃくちゃ怖い父親像。それがブライアン・ミルズというキャラクターで面白さでもあって、どこまで娘LOVE感=狂気感が伝わってきました。
 
 誘拐される主人公ですが、娘に自分の位置を知らせるために手りゅう弾を爆発させて音で位置を判断するというイスタンブールなら何をしてもいいのかという。とんでもない行動をする娘に対して、何の罰もなく。むしろ守られる対象として描かれるので不快なままで進んで失敗だったと思います。あれによって、あの町の人たちにいつかリベンジされるんだろうな。と思いました。タクシーも盗んで大使館に突入してボコボコに廃車決定にしたりもしてました。

 悪役も魅力的でなく、クライマックスで激しい銃撃戦をしますが。誰が誰だかわからずナイフ使いとラストバトルをしますが。あんた誰状態でカッコよく戦われても何も思うどころかむしろ引いてしまいました。肝心の肉弾戦も動きまくるカメラにカット割がめちゃくちゃ細かくて、何が起こってるかわからずテンション下がりっぱなしでした。
 
 「彼氏がいるの」と娘に彼氏がいると知らされたときの主人公の哀しさの表情といったらたまらなかったです。さすが名優リーアム・ニーソンでした。 警備員の仕事って終わった瞬間に給料が取っ払いで支払われるのだと勉強になりました。しかもその場で封筒開けて笑顔になる主人公、それって失礼なんじゃないのかと思う映画でよかったです。

☆☆

鑑賞日: 2013/01/18 TOHOシネマズ府中 2024/12/06 Amazonプライム・ビデオ

監督オリヴィエ・メガトン 
脚本リュック・ベッソン 
ロバート・マーク・ケイメン 
出演リーアム・ニーソン 
マギー・グレイス 
ファムケ・ヤンセン 
リーランド・オーサー 
ジョン・グライス 
D・B・スウィーニー 
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