●こんなお話
超強い台風が中国の都市に襲ってくる話。
●感想
台風が成長している中、スリを捕まえる主人公、けど犯人だと思われて逮捕される。そしたら市長だということが判明して警察官平謝り。
台風が近づいてきて避難させるか刺せないかの決断があって過去に何度も襲ってきて中国共産党が1950年代に4000人が堤防をみんなで作って亡くなったというフィルムをみんなで見て、市長は避難を決断。
出産間近の女性が小さい診療所に駆け込んできて女医は出産の対応に迫られて、旦那さんが離れた場所にいて妻に会いたいと台風の中、何とか移動しようとする。
漁師たちが船を避難させようとするけれど主人公がやってきて「みんな家族だ」的なことを言って頼んで漁師たちもその行動言動に感動してみんなで避難して濁流が襲ってきて、トラックに挟まれた泥棒を主人公が率先して助けて建物に避難するけどサメが襲ってきてみんなで退治したり。
出産間近の女性を台風の目が来たときにヘリで救出して、さらに装甲車で移動させて病院に運んだり。ダムを放流させて主人公が街の復興を決意しておしまい。
ミニチュアを使った特撮は、面白くて。大型の波が襲い掛かってくるシーンは迫力があって面白かったです。
そして、話のほうも爆笑必至の映画でよかったです。100万人という大都市の市長が主人公ですが、たった1人の命も見捨てないという信条という素晴らしい精神の持ち主で、作戦室で指令を出しているかと思いきや、市長という責任ある立場でありながら。1人で危険な港町に行って猟師たちの避難を懇願しにいく場面の大波が背景で膝をついて避難を願う市長。カッコよすぎる。スローの使い方なんかツボでした。泥棒が逃げ遅れてしまったときも、1人で走っていく姿も感動的な音楽が流れながらスローで駆けつける場面は爆笑ものでした。そして、何故かサメが襲い掛かってきたりするのも驚きでした。そこで市長が言う台詞「特殊部隊にいた」といって棒をもってサメに立ち向かう姿は感動的です。
にしても、主人公が威厳ある人物で勇敢で指導力があり。それに役人も軍人もみんなついていき、勇ましい姿を見れて面白かったです。
市長の話に比べて、産気づいた人のくだりぐらいしかないので。チト、退屈でした。この妊婦さんのために市の人たち全員が救うために行動するというのも笑えました。人間の善良な部分が見れて、笑える映画に仕上がっていたと思います。
やたらスローと1曲のみのうるさい音楽がしつこくて90分しかないのに、時間が気になる映画になってしまったのが残念です。
☆☆☆
鑑賞日:2011/03/08 DVD 2025/01/30 DVD
監督 | フォン・シャオニン |
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脚本 | フォン・シャオニン |
シュィ・ハイビン | |
スー・ウー |
出演 | ウー・ガン |
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ソン・シャオイン | |
リウ・シャオウェイ | |
イン・グォホワ | |
ジョウ・ジェンポー |