ドラマ【SPEC 警視庁公安部公安第五課 未詳事件特別対策係事件簿】感想(ネタバレ)

SPEC
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●こんなお話

 特殊能力を持つ人たちと警察の攻防の話。

●感想

 「めちゃくちゃ運動能力高い」「時を止める」だったり「予知能力」だったり「記憶を操作」する能力だったり。いろんな超能力をもつ人たちによる事件を解決していく姿に加えて後半からは、様々な思惑が入り乱れて興味深く見ることができました。

 ミステリーとしての解決方法は結構アッサリだったり超能力の対策が無茶苦茶な方法だったりしちゃいますが。無茶苦茶な超能力に無茶苦茶な方法で突っ切る姿が面白いのだと思いました。そして堤作品らしい小ネタが随所に盛り込まれてゆらゆらするカメラだったり俯瞰だったりヘンテコな構図だったりで毎回45分惹きつけられる映像でした。

 特に面白かったのは、「心を読む」能力を追いかける話で。どうやっても、心を読まれて逮捕できないのを。何とか捕まえようと奔走する回なんかは面白かったです。
 ただ、弱点として「心を読む」かわりに「能力を使うと眠くなる」というのが突然出てきたり。主人公が能力者が「地下駐車場に逃げるはず」と推理する根拠がわかりませんでした。

 「時をとめる」能力の映像表現も見ていて面白かったです。ただ、その能力を破る方法がこれまた現実的でなく、がっかりしちゃったりもします。

 そのためIQが高い主人公が、習字をして解決に向かいますが。それがあまりいかされていなかった気がしました。主人公の凄さがわかりずらかったです。後はエピローグがないまま終わってしまうのも不完全燃焼な気持ちのまま終わってしまうのも残念でした。

 けれども、そしてひたすら「○○なめんな!」と特殊能力者たちに対して気合で挑む加瀬亮さんは魅力的なドラマでした。

☆☆☆☆

鑑賞日:2014/01/02 TBS

脚本西荻弓絵
出演戸田恵梨香
加瀬亮
竜雷太
神木隆之介
福田沙紀
城田優
安田顕
田中哲司
真野恵里菜
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