映画【小説吉田学校】感想(ネタバレ)

shosetsu-yoshida-gakko
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●こんなお話

 戦後日本の政治家たちの話。

●感想

 GHQの命令で吉田茂の代わりに誰かいないかとなるけど、若手の田中角栄の発言きっかけに吉田茂が第二次吉田内閣が作られるところから始まって、吉田学校という吉田派が大量に当選。

 アメリカと講和するかソ連や中国とか全面講和かの選択があるけど、吉田茂は自由主義陣営とだけでも講和して独立だということで交渉して、世界情勢から日本を再軍備すべしというアメリカの要請があって警察予備隊を作ったり。平和条約の草案作りに一生懸命になったり。

 鳩山一郎が政界復帰して政権を譲るという約束を破った吉田茂に対して鳩山派が吉田を倒そうとするのが後半。鳩山一郎のもとで三木武吉が暗躍して吉田内閣の大臣の失言とかで攻勢をかけたり、吉田茂側も票崩しに動いたり。政権の汚職疑惑があったりして、どんどん吉田内閣の側近たちも吉田茂に引き際が大事と諭されて政権を降りて、その後の政治家たちが政権を握るけどどんどん亡くなって吉田茂が遠い目をしておしまい。

 GHQの占領や鳩山一郎三木武夫たちとの戦いなどドラマチックな出来事が続きますが、演出は淡々としていてイマイチ盛り上がらなかったです。政治に興味があれば党内の権力闘争の足の引っ張り合いを見ることができますが、全く興味のない人が見たら知らないおじさんたちがただ話をしているだけにしか見えないのではないかと感じてしまいました。

 前半は米軍の占領から独立を勝ち取るまで描かれていて、後半は吉田茂のワンマンっぷりとそれに反発する鳩山一派との攻防。画面に出てくる人物全員にテロップが出てきて、あまり関係のない人物にまでテロップ出されるとずっと集中して見ていないといけないので疲れてしまいました。

 政界ドラマとしてかなり熱いですが、やっぱり劇的に描いてもよかったと思います。吉田内閣の裏切りとかももっと動きのあるものとして描いてもよかったと思います。

 ただ、同じ党内でどんだけ仲が悪いんだというのが学べたり、キャストは日本演劇界の重鎮たちのバトルが見れて面白かったです。

☆☆☆

鑑賞日:2012/10/31 DVD 2025/01/17 DVD

監督森谷司郎 
脚本長坂秀佳 
森谷司郎 
原作戸川猪佐武 
出演森繁久彌 
芦田伸介 
小沢栄太郎 
三津田健 
伊豆肇 
土屋嘉男 
梅宮辰夫 
藤岡琢也 
田崎潤 
里木佐甫良 
竹脇無我 
高橋悦史 
西郷輝彦 
仲谷昇 
村井国夫 
峰岸徹 
加藤和夫 
鈴木瑞穂 
角野卓造 
小池朝雄 
石田純一 
神山繁 
脇田茂 
下塚誠 
千葉茂 
瀬戸山功 
福田勝洋 
樋渡紀雄 
リック・ジェイソン 
勝野洋 
夏目雅子 
池部良 
若山富三郎 
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