映画【屍憶 SHIOKU】感想(ネタバレ)

THE BRIDE
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●こんなお話

 赤い封筒を拾ったきっかけで幽霊とか見えちゃう話。

●感想

 この世に未練が残っていると生きている人に何かメッセージを伝えようとして、それが叶うと成仏するという日本も似たような考えに近い幽霊観の台湾ホラー映画でした。

 主人公が悪夢にうなされるようになり、死者と結婚する冥婚という儀式を調べているとそこの霊媒師から「死者が憑りついている」と怖いこと言われて自分の前世的なものについて調べたりして真相を探る。もう1つ同時進行で16歳になった女子高生が心霊現象に襲われて怖い思いをして…という。

 最初は何が起こっているのか登場人物も見ているこちらもわからないですが、しだいに2つのストーリーが交わり真相がわかっていく構成は楽しかったです。90分ほどの短さもホラー映画として長すぎない上映時間がよかったです。

 女子高生にアタックしてくるお化けたちの描写もJホラー的な表現のお化けたちで、画面の奥から白い目をして向かってきて怖かったです。ただこのお化けたちは実は襲っているわけではなくメッセージを残そうとしてということがわかって、女子高生が霊媒師的なキャラクターになっていくという。もう少しお化けさんたちも怖がらせずにメッセージを残してほしいと思える怖がらせ方の動きとか登場とかでした。

 にしてもストーカーお化けのせいで人生無茶苦茶にされてしまう主人公に可哀そうすぎるヒロインの奥さんで、冒頭に実話をベースにというテロップが出ますが、本当なのだろうかと驚きの映画でした。

☆☆☆

鑑賞日:2020/11/02 DVD

監督リンゴ・シエ 
脚本リンゴ・シエ 
出演クリス・ウー 
ニッキー・シエ 
田中千絵
池端レイナ
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