映画【三国志 完結編 遥かなる大地】感想(ネタバレ)

sangokushi03
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●こんなお話

 関羽とか張飛とか劉備とか勢力広げるけど、いろいろ問題が起こってなかなか太平の世にならない話。

●感想

 3本目にして関羽の娘に視点がメインになるのが前の2作と違う印象です。その娘さんが何とか父親である関羽のもとへはせ参じるまでと彼女のメンターである仙人とかも出てきて、曹操が病気になったりと超常現象も強めになっていきます。

 関羽が呉に攻められてピンチになり、弔い合戦として周囲の反対を押し切って出陣して張飛も退場したり劉備も退場したりと3作目で一気に登場人物がいなくなるのがさびしい内容でした。孔明が1番弟子を泣いて斬るのとか有名なエピソードを網羅しつつ一気に三国志の世界がわかる教科書としても優良の作品だと思いました。

 7時間もあるのにダイジェスト感いっぱいで「それから6年経ち」とか時代がどんどんと進み登場人物がナレーションでいなくなってしまうことが紹介されるだけなので感傷に浸るまもなく進んで行くのがチト寂しくもありましたが、谷村新司さんの主題歌が流れるだけで条件反射的に泣きそうになる音楽も素晴らしかったです。そして目を開けたまま眠る張飛の寝姿がインパクト大でした。

 3部作で7時間ほどの大河ドラマとして大作感いっぱいで面白いアニメーションでした。

☆☆☆☆

鑑賞日:2020/12/31 Amazon・プライム・ビデオ

監督勝間田具治 
製作笠原和夫 
出演(声)渡瀬恒彦 
あおい輝彦 
青野武 
石田太郎 
山口崇 
鶴ひろみ 
大塚周夫 
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