●こんなお話
高利貸しをしながらボクシングをしているロッキーが対戦相手のいなくなったチャンピオンから対戦相手に指名されて、アメリカンドリームを体現していく話。
●感想
主人公が地下ボクシングをしていて相手を殴り倒すけど、トレーナーは主人公がチンピラの取り立て屋をしているのが許せなくてジムを追放処分にする。
主人公はペットショップ屋の店員が好きで毎回会いに行っては冗談を言うけど、全然相手にしてくれないので、それを兄に訴える。兄は妹に「外に出ろ」と強制して、主人公と無理やりデートに行かせる。閉まったスケートリンクに行って、主人公の家に誘って恋人になる。
チャンプのアポロのた対戦相手がなかなか決まらず、新人にチャンスを与えてやろうということでいろいろ候補が上がるけど、アプロが「イタリアの種馬」というリングネームが気に入って主人公に白羽の矢が立つ。チャンプとの試合が決まったことにより、トレーナーが主人公を訪ねてマネージャーをやらせろ的なことでジムに復帰してトレーニングを積んで、チャンピオンに挑んで相手をダウンを奪ったりして下馬評をひっくり返す戦いがあって最終ラウンドまで立ち続けて、恋人を探してリングからさがしておしまい。
映画のほとんどはロッキーの日常が描かれていて、場末のボクシングをしてお金を巻き上げる。ジムのトレーナーからも見放されている。ロッキーが友だちの妹さんにグイグイアタックする姿が大半を占めています。
不器用に生きるロッキーが大半で、喋り方も早口でダメっぽい感じだけど良いヤツだなってのがわかる人間が伝わってくるのが面白い要因だと思いました。ロッキーを支えるエイドリアンやポーリー、ミッキー皆さん素晴らしかったです。
勝ち負け関係なく15ラウンド立ち続けていたら、それで人生が素晴らしいんだと教えてくれる映画でした。
音楽のビル・コンティのメインテーマがどーん! と流れてのトレーニング開始のところは必ず上がる名シーンで、そこが見られるだけでも満足な1本でした。
好みで見ると物語にもう少し起伏欲しいな、とか。メインイベントのチャンプとの対戦がもう少しじっくり描いてもいいんじゃないのかな。とも思わなくはないですが、見た後は元気になれる映画で面白かったです。
☆☆☆☆
鑑賞日:2008/07/11 DVD 2014/10/26 DVD 2024/07/15 Amazonプライム・ビデオ
監督 | ジョン・G・アヴィルドセン |
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脚本 | シルベスター・スタローン |
出演 | シルベスター・スタローン |
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タリア・シャイア | |
バート・ヤング | |
カール・ウィザース |