映画【ペタル ダンス】感想

●こんなお話

 友達の自殺の噂耳にした主人公たちが出会って旅をする話。

 詳しいあらすじ解説はMIHOシネマさんの映画ブログにて

●感想

 微妙な会話の間なんかが独特の間合いを出していますが、同じ台詞を二度繰り返したりすることが果たしてリアルな会話なのか? 会話の始まりと終わりでどう変化があったのか? 一体この会話や流れの先に何があったのかを説明してほしかったです。
 
 映画を見終わってみると忽那汐里さんが主役だと思いますが、彼女が何故自殺の本を探していたのか? それは印象的に挿入する回想で韓英恵さん演じる友だちが関係していると思います。たぶん自殺しちゃった様子。
 そこで図書館で自殺の本を探してそれを気にしてた宮崎あおいさんとの駅のホームで自殺だと勘違いしてしまう出会いは面白かったです。ただそれはアイデアの1つであって映画全体としてはいまひとつ退屈でした。

 忽那汐里さんのバイト先が勝手に閉店になった時にバイトの先輩が「いつからバイバイって言わなくなったんだろうね」なんて話しますが、この先のこととか真っ先に考えないのかな? と思ってしまいます。
 曇り空で遠くからバストショットで背景がボケてて夜明けや朝焼けの中で綺麗な女優さんとかが喋ってれば、それは何かいい感じだなと思ってしまいます。

 女性2人がひょんなことから出会った女性と3人で入院した友だちに会いに行くというロードムービーの流れですが。
 全部見終わって考えると、果たして安藤サクラさん安藤政信さんのW安藤は果たして必要なキャラクターだったのか? 安藤政信さんなんて車を貸すためだけの人物ですし。冒頭、宮崎あおいさんと風間俊介さんの別れ? みたいな流れも必要なのか謎です。
 この映画で葛藤を抱えているのは忽那汐里さんだけにしか見えないです。その葛藤もわかりにくいし。宮崎あおいさんは風間俊介さんとの関係で物語を展開できそうですが、終盤に電話して終わりというのも肩すかしでした。
 安藤サクラさんもいてもいなくても関係のない人物だったと思います。吹石一恵さん演じる友だちに会ったあとのリアクションが車の中で話したりしますが、そのときに本音みたいなのが見えたかな? とも思わなくはないですが、やっぱりいなくても話は成立した話だと思います。
 
 風に願いを込めるということにどういう意味があるのか? この映画の始まりと終わりで登場人物たちにどんな変化があったのか? なかったのか? 少なくとも物語の答えを提示してほしかったです。
 強風の中、紙に自分の思ったことを100個書くとかってことをやる前に描くことがあったと思います。あんな強風の場所で何で書き物をするんだろうと。せめて車の中で書けと思っちゃいます。

 病院に車を駐車して受付に行き病室に行き屋上へ行くと、いきなり雪景色。駐車場から屋上までの間に雪がいつ積もったんだろうとかどうでもいいことが気になってしまいました。

 菅野よう子さんの音楽が印象的だったのと映像がキレイだなぁくらいの90分で、お前ら一体何分海岸で突っ立ってるんだと病人いるのに風邪ひいちゃうぞと心配してしまう映画でした。

鑑賞日:2013/05/16 新宿武蔵野館

監督石川寛 
脚本石川寛
出演宮崎あおい 
忽那汐里 
安藤サクラ 
吹石一恵 
風間俊介 
後藤まりこ 
韓英恵 
安藤政信 
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