●こんなお話
台湾の高校生が仲良かったけど黒社会に入って揉めていく話。
●感想
高校時代はいつも一緒にいてバカばかりやっていて、黒社会い入っても義兄弟として友情を重んじてきたけど。時代の流れで考えに違いが出てきて殺し合いになっていく。「昔はよかったのにどうしてこんな風になっちまったのかな」的なやくざもの友情ものの王道を行く展開は一定の燃える熱くなる設定で、この映画もその要素がいっぱいで面白い映画でした。
主人公は転校してきていじめられるけど、1人で頑張ってたところを同級生が助けてくれてそお同級生たちとつるむようになって、そのまま台湾黒社会の一員となって頑張るけど。大陸からの黒社会が流れてきて、台湾の親分同士で抗争になって子分たちも巻き込まれていくという。
80年代の台北という雰囲気も日本人として懐かしさノスタルジックさを感じられるもので映像を見ているだけでも楽しかったです。
ただ5人の仲間が出てきますが、メインの3人くらいが描かれるくらいで他の2人とかはあまりフューチャーされなかったり。しかも裏切る1人とかの気持ちが140分の上映時間があって、結構簡単にみんなのため時代の流れのためと裏切る行動をしますが、今までの義兄弟の契りを簡単に気持ちの切り替えが行われてしまうようでアッサリ気味な印象でした。それにその裏切りに気付くのが、普通に立ち話を聞いてしまってというのもあまりに簡単にバレてしまったりとサスペンスとしての面白さがなかったです。ヒロインとして登場する売春婦さんも印象的に登場する割には登場時間も少なく5人の男たちに比べて比重が重きを置かれていないため物語上意味のあるキャラクターには思えませんでした。
とはいえ、クライマックスの哀しい泣きながらの殺し合いはこの映画の印象に残るカットで主人公たちを応援してしまう映画でした。
☆☆☆
鑑賞日: 2019/12/10 DVD
監督 | ニウ・チェンザー |
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脚本 | ニウ・チェンザー |
ツォン・リーティン |
出演 | イーサン・ルアン |
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マーク・チャオ | |
マー・ルーロン | |
リディアン・ボーン | |
クー・ジャーヤン |
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