●こんなお話
峠に集まる人たちの話。
●感想
西部劇のようなカッコいい音楽にオールスターキャストが一同に茶屋に映る序盤は、期待の高まる100点のスタートをきりました。
ところが、話が進むにつれてグッタリしていきました。一人の役人が盗人を捕まえて、その盗人を悪党たちが取り戻しにくるとわかり。主人公たちが、茶屋で立てこもって大勢と戦うのかと思いきや。
人物みんなが好き勝手な行動をとるだけで、バラバラに話が進行して退屈でした。石原裕次郎さん演じる渡世人なんて、開始60分でいなくなって。そっからほとんど活躍しないという。一体、何のキャラクターだったのか謎です。茶屋の娘といい感じになる序盤はなんだったのか。
勝新さんの正体がわかるところも、意外性というより。何で、正体をわざわざあんなまわりくどいやり方で隠していたのか謎で。最初から力押しでいけなかったのか疑問です。
ただ怒ってるだけで終わる萬屋錦之助さんだけ、異彩を放ってました。スターなのに、小役人って……。
せっかくのオールスターキャストが何の魅力も発揮せずに終わってしまって残念でした。
☆☆
鑑賞日:2011/01/27 DVD
リンク
監督 | 稲垣浩 |
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脚本 | 藤木弓 |
小国英雄 | |
高岩肇 | |
宮川一郎 |
出演 | 三船敏郎 |
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石原裕次郎 | |
勝新太郎 | |
中村錦之助 | |
浅丘ルリ子 |