●こんなお話
妖精の国と人間の国が対立する中、邪悪な妖精が生まれたばかりのプリンセスに16歳になったら眠りにつくぞ、という呪いをかけちゃうけど。赤ん坊のプリンセスが育っていくを遠目から見てるうちに、母性本能に目覚める妖精の話。
●感想
主人公の妖精の幼少時代から始まりますが、妖精の国のカラフルさが見てて楽しくて、飛行シーンの冒頭からワクワク感いっぱいでツカミはバッチリな出だしでした。妖精たちのいろんなモンスターが出てきますが、もっともっと見ていたかったです。
主人公と恋仲になる人間の王子に裏切られて、憎しみの世界に堕ちる主人公。そしてプリンセスが生まれて呪いをかけて、王様は隠れ家に成長するまで隠して育てることに。
ここから2幕目が始まり、赤ん坊のプリンセスを育つのを描いていきます。純粋な心で育つプリンセスを遠目から見ながら、結構協力して育てる主人公。呪いをかけておきながら、結構最初から母性本能全開でした。そりゃあんな可愛い子が「up.up」と近寄られたら愛くるしいよ、と。
主人公とプリンセスの絆が描かれていって、いよいよ16歳になって呪い発動しちゃう。眠りについたプリンセスの呪いを解こうと頑張る主人公。ドラゴンやら飛行シーンのアクションなんかも迫力あってよかったです。
ただ、アンジェリーナ・ジョリーの魅力全開の映画で彼女が引っ張っていく映画で、その分、アンジーが出ていなシーンになると途端に魅力が感じられなかったです。ドジな3人の妖精のコメディパートやカタキ役の人間の王様のシーンとかは退屈でした。
あのドジな3人の妖精さんに王様はプリンセスを預けるけど、すぐに妖精の世界に連れてかれて主人公と育っていきますが。王様はそれわかってて子ども預けたのかなとかよくわからなかったです。
そして出てくる男性たちはみなダメダメちゃんで、ステファン王なんて最初から最後まで悪役として描かれるのが少し残念でした。なんやかんやあって最後には改心してほしかったです。プリンセスのことといい感じになる若い王子なんて一体何のために出てきたのかわからなかったです。
日本だけが男性が女性化して女性が男性化しているのかと思いきや、アメリカも同じなのかなと勉強になる映画でした。
☆☆☆
鑑賞日: 2014/07/17 TOHOシネマズ市川コルトンプラザ
監督 | ロバート・ストロンバーグ |
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脚本 | リンダ・ウールヴァートン |
出演 | アンジェリーナ・ジョリー |
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エル・ファニング | |
シャールト・コプリー | |
サム・ライリー | |
イメルダ・スタウントン | |
ジュノー・テンプル | |
レスリー・マンヴィル | |
ブレントン・スウェイツ | |
エラ・パーネル |