映画【ルー=ガルー】感想(ネタバレ)

Rû=garû
スポンサーリンク

●こんなお話

 超管理社会の未来で連続殺人犯と戦う少女たちの話。

●感想

 なんだかよくわからない設定のまま話が展開する映画でした。物語は、監視社会で全てがカメラで見られていて、主人公たちは携帯端末を持って全てをそれで操作できる端末が当たり前の世界でその設定が面白かったです。

 ただ、よくわからないのは少女たちしか出てきませんが。家族はどこにいるのか? 親や兄弟はこの世界には存在しないのか? 「仲間だからな」とさっき出会ったばかりの人たちがいきなりの仲間意識を持っているのは何故なのか? 
 そもそも事の発端である殺人事件からしてややこしくて、主人公の友だちが絵を介してオフラインで出会った少年のためのに事件が起こりますが、それと世を騒がしている少女失踪事件と関係ないのではないのか? 事件の黒幕となる管理官だかって人は一体なんだったのか? ちょっとわからないことだらけで、もう少し説明して欲しかったです。

 1番いただけないのはタイトルにもなっている【ルー=ガルー】の正体ですが、人を無表情で殺せる人物とのことですが。この存在が明らかになっても、この人物の背景が全く描かれないため何の感情も動かされることはなかったです。だったら、最初からこの人物目線で物語を動かさないとダメだと思いました。

 そしてなんやかんや、敵の本拠地に乗り込む流れになりますが。ここも何でこういう流れになるのかよくわからなかったです。
 もう少し、サイエンスフィクションの世界の設定を説明してから転がさないと。何が起きてるのか理解できないうちに終わってしまう映画になってしまっていて残念でした。

☆☆

鑑賞日:2012/06/05 DVD

監督藤咲淳一 
脚本後藤みどり 
ハラダサヤカ 
原作京極夏彦 
出演(声)沖佳苗 
五十嵐裕美 
井上麻里奈 
沢城みゆき 
タイトルとURLをコピーしました