映画【リミットレス】感想(ネタバレ)

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●こんなお話

 人類が潜在的に持っている力をクスリで人生を変える話。

●感想

 筆の進まない作家の主人公は荒れた生活をして、ガールフレンドにも愛想つかれて別れをきりだされ、散々な人生ですが。元カノの弟から「いい薬あるぜ」と飲んでみたら、それが脳は普段は30パーセントだかの力しか出してないけど薬を飲むと100パーセント発揮される。というドラえもんの出す薬みたいなもので、過去の記憶で一瞬見たものが思い出せたり難しいこともどんどん頭に入ってきて。仕事もどんどんレベルアップしていき、荒れた生活から一転してセレブの仲間入りになっていきます。
 ここまでが、結構長く描写されていて。薬を手にして成功していく様子が時間かけて描かれていくので、見ていて爽快感を感じることができました。主人公のブラットリー・クーパーさんがボロボロの格好から颯爽とスーツを着こなす姿はカッコいいです。本領発揮といったところか。

 ロバート・デ・ニーロ演じる投資家と出会い更なるステップアップをしようというあたりから誰かから狙われていることを感じる主人公ですが、まあとりあえず仕事。けれど、やっぱり映画ですから薬の副作用が出てきて……。

 普段は、青く暗い映像から薬を飲むと映像が明るくなってハイになった様子を表現しますがそれがなかなかスタイリッシュでカッコよかったです。ただ、一点だけ動かないでズームになっていく映像は酔いそうになりました。

 脳がフルパワーになるという薬を飲んだ男。というテーマは面白いですが、障害となるのが頭悪そうないかにもなチンピラだけなので。せっかくのロバート・デ・ニーロの配役がもったいない印象も受けました。それにエピローグで、果たして薬の効果がどうなったのか? 飲んでないのか? かがわからないままでフェードアウトするので、不完全燃焼のままだったのが残念でした。

 ただ、羨ましい薬を手にする様子を見れてよかった映画でした。

☆☆☆

鑑賞日:2012/04/12 Blu-ray

監督ニール・バーガー 
脚本レスリー・ディクソン 
原作アラン・グリン
出演ブラッドリー・クーパー 
ロバート・デ・ニーロ 
アビー・コーニッシュ 
アンドリュー・ハワード 
アンナ・フリエル 
ジョニー・ウィットワース 
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