映画【友よ、静かに瞑れ】感想(ネタバレ)

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●こんなお話

 沖縄にやってきた藤竜也さんがリゾート開発に1人反対する友人を助けにきたら、町の有力者が警察ややくざを使って荒っぽいやり方で土地を奪ってるってんで、友人のために戦う話。

●感想

 冒頭、沖縄を車で走らせてやってくる主人公に梅林茂さんの音楽が異国感いっぱいのスタートで期待の高まるツカミでした。友人の経営するホテルの名前を出すと、町の人たちから嫌な顔をされる。どうやら不吉な空気。そのホテルに行っても、ホテルの人たちからも歓迎されない。

 ただ友人のためにという理由だけで戦う主人公がかっこいいです。子どもは「最初から負けるとわかってるのに戦うのかっこ悪い」と言われる中、それをやってしまう主人公のかっこよさ。それをやってるのが藤竜也さんってのが、もう雰囲気がかっこいい。カタキ役に元ボクサーの原田芳雄さん。この人も主人公の心情を理解したうえでt殴り合う姿が渋すぎます。

 ただ大きく盛り上がる展開ではないし、画面暗いしで結構淡々とした構成なので退屈に感じてしまう部分もありましたが、藤竜也さんをひたすらかっこよく撮るということにこだわった映画で渋かったです。

☆☆☆

鑑賞日: 2015/01/01 DVD

監督崔洋一 
脚本丸山昇一 
原作北方謙三 
出演藤竜也 
倍賞美津子 
原田芳雄 
室田日出男 
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