映画【海月姫】感想(ネタバレ)

kuragehime
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●こんなお話

 いろんなオタクが住む下宿先に女装美男子が現れて、住人たちわちゃわちゃしたり再計画で立ち退きさせられそうになるピンチを突破していく話。

●感想

 漫画のようなデフォルメされた人物たちがハイテンションなキャラクターで推し進める映画で無茶苦茶な展開が続きますが、見れちゃう120分でした。
 ただ120分の間に男禁止の下宿先に男がやってきちゃって、主人公がそれをみんなにバレないようにするハラハラなんかもあってないようなものだけど、そこで引っ張ったり。政治家の息子兄弟と主人公の恋愛もなんだか中途半端だし、立ち退き問題で揺れる住民たちがファッションショーで危機を突破するというクライマックスも何だか盛り上がらず、すべてが中途半端な印象でした。

 恋愛を知らない主人公が初恋をするドキドキなのか。主人公をなめてる相手役が恋をしちゃって戸惑うのか。恋愛を知らないお兄ちゃんが恋愛をしてどう動き始めるのか? と思ったらそこも動かないまま終わって、これだったら別にいらないキャラクターだったのではなかろうか? とか元も子もないことを思ったりもしました。
 オタク仲間たちもコメディリリーフとして描かれますが、彼女たちの活躍でピンチを乗り越えるという気持ちよさもあんまり感じられなかったです。そのため立ち退き問題をどうやって突破していく面白さで見ていくのもイマイチでした。

 とはいえ、のーねんちゃん可愛いし、女装男子がしだいに本当に可愛く見えてくる不思議な映画で面白かったです。

☆☆

鑑賞日: 2014/12/28  TOHOシネマズ南大沢

監督川村泰祐 
脚本大野敏哉 
川村泰祐 
原作東村アキコ
出演能年玲奈 
菅田将暉 
池脇千鶴 
太田莉菜 
馬場園梓 
篠原ともえ 
片瀬那奈 
速水もこみち 
平泉成 
内野謙太 
長谷川博己 

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