映画【ヘルタースケルター】感想(ネタバレ)

Helter Skelter
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●こんなお話

 全身整形のトップモデルが堕ちていく話。

●感想

 田舎から出てきた女の子が全身整形をしてスターになるけど、しだいにその確立した地位が若い後輩の登場によって崩壊して身も心もボロボロになっていくというのはよくある話ですが。それを沢尻エリカという女優さん自身の存在を投影しているようで、さすがの勢いのある映画でよかったです。

 主人公のりりこは自分を守るために、普通に見ているととんでもない奴で感情移入の余地がないほど酷いことをしていきます。それでも、酷いことされた人物たちでさえ彼女のことを証言するときに擁護したり好感を抱いているのがすごいです。それはやっぱり芸能界という特殊な人たちの世界だからか成立するのだろうかなと思いました。

 「もう辞めたい」という気持ちと「忘れられたくない」という気持ちの葛藤。そこがヘルタースケルター、すっちゃかめっちゃか。ということなんだろうと思いました。

 ただ、映画として見ると長い印象で特に唯一の自分の部分を傷つけた後から終わりそうで終わらないのが退屈でした。あとは、間に差し込まれる女子高生のトークがうるさくて耐えられなかったです。しかも何だかいかにもなちょっと古い女子高生なイメージ。

 ちょっと長い印象の映画でしたが楽しめました。

☆☆☆

鑑賞日:2012/09/23 TOHOシネマズ南大沢

監督蜷川実花 
脚本金子ありさ 
原作岡崎京子
出演沢尻エリカ 
大森南朋 
寺島しのぶ 
綾野剛 
水原希子 
新井浩文 
鈴木杏 
寺島進 
哀川翔 
窪塚洋介 
原田美枝子 
桃井かおり 
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