ドラマ【ハウス・オブ・カード 野望の階段 シーズン1】感想(ネタバレ)

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●こんなお話

 新大統領が誕生して、その大統領選で頑張った見返りに国務長官の座を約束されていた主人公が約束を反故にされちゃったので。奥さんや腹心の部下、野心的な女性記者、アル中の議員を従えて、自らの野望の敵となる人物を排除していく話。

●感想

 最初の方は膨大な登場人物たちの政治ものなのと会話の内容が早口で多いしで、ついていくのに大変でしたが。しだいにキャラクターを把握すると面白くなっていくドラマの強みで面白さが加速していきました。
 冷静な喋りの主人公、カメラに向かって自分の気持ちを語って今どういう状況なのかこれからどうすべきなのか? という手法がユニークでした。奥さんは会社の社長でリストラをしていて、それが後半に問題になったり。旦那さんとうまくいかなくなったときに元カレと良い感じになったり。野望的な女性記者はネタのために主人公と……。スキャンダルまみれの若手議員は主人公に弱みを握られ、地元の人たちとの約束を破ったり踏んだり蹴ったりな状況になったりしつつ、しもべとして動いて州知事選に立候補するけども……。主人公の腹心の部下は忠実に動きつつ売春婦さんを救おうと動いたり。

 とにかく主人公が自分の邪魔になるものを様々なやり方で排除したり懐柔したりと絶対に敵に回したくない人物。シーズン1の後半で、副大統領候補になってもらいたい人物に会うシークエンスで初めて自分が選ばれる形になるけど、敵とわかると強敵だろうと何とか足を引っ張ろうとする。
 映像もカッコいいし、登場人物たちの見た目もかっこよくて画面を見てるだけで集中してしまう絵の力もよかったです。

 シーズン1では終わらないため、ここで終わり!?感が凄いですが。主人公の地位がグンと上がったところで終わってしまって続きが気になるシリーズでした。そして、どこの国の政治家も国民のためではなく全て自分の野望のためにしか動いてないのが改めて勉強になる13話でした。

☆☆☆☆

鑑賞日:2014/12/25 NETFLIX

製作総指揮デヴィッド・フィンチャー
ケヴィン・スペイシー
エリック・ロス
監督デヴィッド・フィンチャー
脚本ボー・ウィリモン
出演ケヴィン・スペイシー
ロビン・ライト
マイケル・ギル(ミシェル・ギル)
サキナ・ジャフリー
マイケル・ケリー
コリー・ストール
ケイト・マーラ
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