●こんなお話
地球の6000倍の質量の妖星ゴラスが地球に衝突するので、地球を動かしてよけようとする人類のプロジェクトの話。
●感想
地球に彗星が衝突するってんで、彗星の破壊のためのロケットの作戦と地球自体を南極にロケットをつけて動かしてしまおうというあまりにもスペクタクルな設定そのものが面白く、人類の対立をやめて各国の機密情報を共有して生き残りをかけるという人類の素晴らしさも勉強になる映画でした。
そして南極基地建設やクライマックスのゴラス接近に伴う天変地異での高潮や山崩れなどは見ものでハラハラドキドキできる見せ場として機能していて素晴らしかったです。
彗星破壊するパイロットたちがものすごく軟派な人たちで緊張感がなく、彼らが人類を救う男たちなのかと残念な気持ちになります。メインの男性はロボットの着ぐるみを着てサンドイッチマンをやっているのとか一体何だったのだろうという人間でした。そして南極基地のピンチとしての設定がいきなりの怪獣登場というのが何の脈絡なく登場するので戸惑うという。しかも簡単に駆除されて終わりなので、見せ場としてもいまいちな障害でした。
科学考証とかも本当っぽくて地球を動かすというありえない設定もリアリティーあるように見えるのはさすがでSF映画としての魅力が詰まった1本だと思いました。
☆☆☆
鑑賞日:2021/05/03 NETFLIX
リンク
| 監督 | 本多猪四郎 |
|---|---|
| 特技監督 | 円谷英二 |
| 脚色 | 木村武 |
| 原案 | 丘美丈二郎 |
| 出演 | 池部良 |
|---|---|
| 上原謙 | |
| 志村喬 | |
| 坂下文夫 | |
| 白川由美 | |
| 水野久美 | |
| 佐々木孝丸 | |
| 小沢栄太郎 | |
| 河津清三郎 | |
| 西村晃 | |
| 佐多契子 | |
| 田崎潤 | |
| 桐野洋雄 | |
| 鈴木孝次 | |
| 今井和雄 | |
| 大前亘 | |
| 荒木保夫 | |
| 山田彰 | |
| 鈴木友輔 | |
| 平田昭彦 | |
| 佐原健二 | |
| 久保明 |


